家財保険

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よくある質問

家財保険は確定申告や年末調整で控除できる?

残念ながら、家財保険の保険料は、保険料控除の対象にはなりません。以前は「損害保険料控除」という制度がありましたが、すでに廃止されました。そのため、年末調整や確定申告で控除を受けることはできません。ただし、家財保険に地震保険を付帯している場合は、その部分のみ「地震保険料控除」の対象となります。

なお、台風や火災などで損害が発生した場合には、確定申告で「雑損控除」が適用される場合がありますので、国税庁のウェブサイトなどで確認するとよいでしょう。

中途解約はできる?解約返戻金はある?

引っ越しをする、あるいは別の家財保険に乗り換えるなど、契約期間の途中で家財保険を解約するケースもあります。まず、中途解約ができるかというと、可能です。途中解約の際には、残りの契約期間に応じて未経過保険料が返金されます。この返金分を「解約返戻金」と呼んでいます。契約開始直後だったり、短期契約であったりする場合には、解約返戻金が少ないか、または全くない場合もあります。解約返戻金の有無や金額は、契約している保険会社の商品ごとに異なるため、必ず代理店の担当者や保険会社に確認することが必要です。

家財購入時の領収書がなくても保険金は出るもの?

家財保険を請求する際に、家財購入時の領収書をなくしてしまったというケースもあります。領収書がなくても請求は可能ですが、あればよりスムーズに保険金が受け取れます。なくしてしまった場合は、修理・購入にかかる費用を証明する必要があるため、一定の書類などを用意して、保険会社の判断を仰ぐ必要があります。事故後の写真や商品名、メーカー、購入時期などを伝えることで、同等品の販売価格などをもとに保険会社が時価額や再取得価額(再調達価額)を算定してくれます。高額な家具や家電は、できるだけ領収書や保証書を残しておくと安心です。

古い家電も補償される?

家財保険に加入していて、対象となる事故が発生した場合、古い家電であっても補償対象になります。ただし、支払われる保険金は購入時の金額ではなく「時価額」となるのが基本です。時価額とは、購入金額から使用年数に応じた価値の減少分を差し引いた額のこと。たとえば10年前の冷蔵庫は数万円程度に評価される可能性があります。一方で、契約内容によっては「再取得価額(再調達価額)」となっていることもあり、その場合は同等品を新品で買い直すのに必要な金額が補償されます。加入している家財保険を確認しておきましょう。

家財保険の保険金を使ったら、その後は保険料が上がる?

家財保険は、保険金を受け取ったからといって翌年の保険料が上がることはありません。複数回の保険金請求をしても、不正請求にあたる虚偽申請でない限りは支払われますし、保険金額が減額されるようなこともありません。

ただし、1回の事故で受け取る損害保険金が契約した保険金額の8割以上の損害額になったときは、全損扱いとして契約が終了となる場合もあります。あらかじめ確認しておきましょう。

地震による家財の損害は家財保険で補償される?

通常の家財保険では、地震や噴火、津波による損害は補償対象外です。大きな揺れで家具が壊れたり、津波で家財が流されたりしても、地震保険に加入していなければ補償は受けられません。地震保険は火災保険や家財保険に付帯して加入するしくみで、一般的に、地震保険の家財に対する保険金額は火災保険の保険金額の30~50%の範囲内で設定します。地震の多い日本では、家財保険とあわせて地震保険を検討することが現実的なリスク管理といえます。

自分の不注意で家財を壊した場合も家財保険で補償される?

基本的に、自身の不注意で家財を壊した場合は家財保険の対象外です。たとえば、テレビを誤って倒し画面を割った、スマートフォンを落として壊したといったケースは通常、補償されません。ただし、「破損・汚損特約」を付帯すれば、日常生活の不注意による損害も一定の範囲でカバーされます。たとえば、子どもが誤って家具を壊した、来客が誤って食器を割ったといったことでも、補償の対象になります。標準の契約では補償されないため、生活スタイルを考えて特約を検討するのがポイントです。

家財保険の保険金額はできるだけ高く設定したほうがよい?

保険金額は高いほど安心ですが、その分保険料も高くなります。重要なのは「適正額」で契約することです。適正額より少額の補償だと損害時に全額補償されず、逆に過大すぎる補償だと無駄な保険料を支払うことになります。保険会社が用意している「家財評価表」やオンラインの算出ツールを活用し、世帯人数や部屋の広さからおおよその家財価値を算定するとよいでしょう。家財の価値に見合った保険金額を設定することが、無駄のない加入につながります。

家族が増えた場合、家財保険も見直ししたほうがよい?

結婚や出産で家族(世帯人数)が増えると、家財の量が増えたり、あるいはより高品質で高価な家財が増えたりすることもあります。それによって、適正な保険金額も変わります。たとえば、夫婦2人の時に契約をして子どもが誕生すると、家具や衣類、家電などが増え、従前の契約金額では不足する可能性があります。ライフイベントに合わせて保険金額を見直すことは非常に重要です。保険会社の「家財評価額早見表」を参考にすれば、世帯人数や居住面積に応じた目安がわかります。家族構成の変化に合わせて、定期的に補償を点検することが安心につながります。

家財保険の保険料をおさえるには?

家財保険の保険料をおさえるには、いくつかの方法があります。まず、補償額が過剰にならないよう適正額に設定するとともに、特約は本当に必要なものだけを付けるようにしましょう。たとえば、マンションの中高層階なら水災の補償を外したり、高価な家財を所有していない場合は盗難補償を外したりすることも検討できます。また、免責金額(契約者が自己負担する金額)を少し高めに設定することでも、保険料が安くなります。

そのほか、保険期間を長期契約にしたり、年払いや一括払いにしたりすることでも割引が適用されるケースもあります。さらに、保険会社によって料率や条件が異なることから、複数社の見積もりを比較して選ぶことも有効です。

賃貸物件の
家財保険を知ろう

賃貸物件の家財保険とは?

日差しの入るリビングのソファと本棚、観葉植物

「家財保険」は、火災や水漏れ、盗難などの事故によってご自身の所有する家財(家具、家電、衣類などの生活用品)が損害を受けた際に、その損失を補償する保険です。火災や風災、水災などの自然災害によって建物などに生じた損害を補償する「火災保険」に対し、家財に対する補償に特化したものが家財保険です。賃貸住宅では、入居条件として家財保険の加入が求められることがほとんどで、通常、大家さんに対する賠償責任補償や日常生活で発生した他人への損害に対する賠償責任補償も付加して加入します。賃貸住宅にお住まいの方は、とくにしっかりおさえておきましょう。

監修してくださったのは……

ファイナンシャルプランナー 豊田眞弓(とよだ・まゆみ)

ファイナンシャルプランナー

豊田眞弓(とよだ・まゆみ)

マネー誌等のライターを経て、94年より独立系FP。相談業務や講演のほか、コラム寄稿・監修などに携わっている。ハッピーで持続可能な家計実現のための情報を発信している。後顧の憂いをなくして生活を楽しむため、保険は上手に活用したいもの。亜細亜大学ほかで非常勤講師も務める。

賃貸物件で家財保険への加入はなぜ必要?

賃貸借契約を結ぶ場合、多くは家財保険への加入が入居条件とされています。これは、入居者が起こした火災や水漏れなどにより借りている部屋や階下の住人の家財に損害を与えてしまった際に、大家さんや階下の住人に対する賠償責任の費用を確保するためです。

たとえば、誤って火災を起こし部屋や建物の一部を焼失させてしまったり、水漏れで下の階の人に損害を与えたりした場合について考えてみましょう。大家さんが加入している建物の火災保険は、あくまで建物自体の損害を補償するものであり、入居者が借りている部屋に損害を与えたことによる大家さんへの賠償責任や、入居者が他人に与えた損害、そして入居者自身の家財の損害は補償されません。また、大家さんの火災保険だけでは補いきれない損害が発生することもあります。

こうした多額の賠償責任に備えるため、家財保険には大家に対する賠償責任補償である「借家人賠償責任補償」や隣室など第三者に損害を与えた際の「個人賠償責任補償」を付帯できます。加えて、家財保険は入居者自身の家財に対する補償も提供します。

このように、家財保険は「他人に迷惑をかけたときの備え」であり「自分を守るための備え」でもあるのです。

家財保険とはなにか

家財保険は、火災や水漏れ、盗難などの事故によって自分の所有する家財(家具、家電、衣類などの生活用品)が損害を受けた際に、その損失を補償する保険です。火災保険には、「建物」を補償するものと、「家財」を補償するものがあり、家財保険は文字通り「家財」を補償します。

下図の通り、家財保険は火災保険の一種と分類することができます。

家財保険は火災保険の一種

家財保険は火災保険の一種であることを表す図

賃貸物件で家財保険はなぜ必要か

賃貸住宅では建物自体の火災保険は大家さんが契約していますが、その保険では入居者が所有する家財(家具、家電、衣類などの生活用品)は補償されません。賃貸住宅向けの家財保険は、こうした「家財の補償」以外にも、火災などで建物を損傷したときに大家さんに対して原状回復義務を果たすための「大家に対する賠償責任補償(借家人賠償責任補償)」、室内設備を誤って壊してしまったときの「賃貸借契約に基づく修理費用補償」、水漏れなどで第三者に損害を与えた際の「個人賠償責任補償」など、賃貸生活で想定される多様なリスクがカバーされています。

賃貸住宅向け家財保険のおもな補償内容

賃貸住宅向け家財保険のおもな補償内容(家財の補償)
賃貸住宅向け家財保険のおもな補償内容(大家に対する賠償責任補償)
賃貸住宅向け家財保険のおもな補償内容(賃貸借契約に基づく修理費用補償)
賃貸住宅向け家財保険のおもな補償内容(個人賠償責任補償)

補償は一例です。補償内容は商品や保険会社により異なります。

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家財保険の補償内容

家財保険に限らず保険全般にいえることですが、加入している保険をしっかり理解しておき、いざというときに頼れるように頭を整理しておく必要があります。

家財保険は、前述のように、おもに「家財の補償」「大家に対する賠償責任補償」「賃貸借契約に基づく修理費用補償」「個人賠償責任補償」の4つがあります。それぞれ、どのような場合に補償されるのか詳しく見ていきましょう。

なお、「生活再建費用」として一時金が支払われる補償や、「被害事故法律相談費用」として被害を受けた場合に負担した法律相談費用や弁護士費用を補償する特約を選べる商品もあります。

家財の補償

家財保険の中心となるのは、入居者が日常生活で使用する「家財の補償」です。対象となるのは、冷蔵庫・洗濯機・テレビなどの家電製品、タンスやソファーなどの家具、衣類、書籍、カーテン、生活雑貨など幅広い家財です。また、ご自身が所有されている場合は、エアコンの室外機なども家財として扱われる場合があります

一般的に、大家さんが建物に取り付けたエアコンの室外機は「建物」の一部とみなされ建物の補償となりますが、賃貸住宅において入居者が自分で設置したものは「家財」として扱われ、家財保険の補償対象になります。

補償されるものの例

  • 家電製品(冷蔵庫、洗濯機、テレビなど)
  • 家具(タンス、棚、ソファーなど)
  • 衣類、バッグ、アクセサリー
  • 本、ゲーム、パソコン
  • その他(楽器、ゴルフクラブなど)
タンス・冷蔵庫・パソコン・ソファーの図

補償は一例です。補償内容は商品や保険会社により異なります。

補償対象にならないものの例

  • 自動車、原動機付自転車など
  • 現金、印紙、切手、有価証券など
  • プログラム、データなど
  • 貴金属など30万円超のもの
  • 動物、植物
有価証券・貴金属・現金・自動車の図

補償は一例です。補償内容は商品や保険会社により異なります。

一方で、自動車や原動機付自転車、プログラムなどのデータ、現金・有価証券・切手などは補償対象外とされています。また、1個または1組の価格が保険会社の定める金額(30万円など)を超える宝石や貴金属、美術品などの「明記物件」は、契約時に種類や金額を申告しておかなければ補償されない場合があります。日常生活に欠かせない財産を守るとともに、高額な家財については契約内容を確認しておくことが重要です。

どんな場合に家財が補償される?

家財保険は、日常生活で起こり得るさまざまなリスクから家財を守ります。

代表的なものは、火災・落雷・水ぬれ・盗難・風災や雪災などによる損害です。たとえば、コンロの消し忘れで台所から火が出て家具や家電が焼失した場合や、落雷でテレビや冷蔵庫が故障した場合、洗濯機のホース外れや上階からの水漏れで室内が水浸しになった場合などが対象となります。

また、空き巣による盗難のケースや、台風で窓により雨水が侵入し家財が損傷したケースなども補償の対象です。さらに、小さな子どもが誤ってテレビを倒したり、掃除中に花瓶を割ったりといった不測かつ突発的な破損事故も、特約を付けることで補償される場合があります。

家財保険が補償する事例

家財保険で補償されるケース(火災)

火災

家財保険で補償されるケース(落雷)

落雷

家財保険で補償されるケース(水ぬれ)

水ぬれ

家財保険で補償されるケース(盗難)

盗難

家財保険で補償されるケース(風災・雪災)

災・雪災

家財保険で補償されるケース(破損・汚損)

損・汚損

家財保険で補償されるケース(水災)

水災

家財保険で補償されるケース(破裂・爆発)

裂・爆発

補償される内容は保険会社により異なります。

賃貸住宅の家財保険の対象となる損害の具体例

火災による損害

  • コンロの消し忘れが原因で台所から火が出て、キッチンやリビングの家具、家電、衣類などが焼失した。
  • 近隣からの延焼で自宅が火災に遭い、家財が全焼した。

落雷による損害

  • 落雷によってテレビや冷蔵庫、パソコンなどの家電製品が故障した。
  • 落雷でコンセントが焦げ付き、接続していたオーディオ機器が破損した。

水ぬれによる損害

  • 洗濯機のホースが外れて水漏れを起こし、家具や衣類がぬれて使えなくなった。
  • 上の階からの水漏れによって、室内の家具や家電が水浸しになった。

盗難による損害

  • 空き巣に入られ、家電製品、ブランド品、パソコン、テレビなどが盗まれた。

風災、雹災、雪災による損害

  • 台風の強風で窓ガラスが割れ、雨水が吹き込んで室内の家具や家電が水ぬれした。
  • 雹(ひょう)が降ってきて天窓が割れ、室内の調度品が破損した。
  • 大雪で屋根が損壊し、落ちてきた雪の塊が原因で室内の家具が壊れた。

破損・汚損による損害(不測かつ突発的な事故)

  • 小さな子どもが誤ってテレビを倒し、画面が割れてしまった。
  • 引っ越し作業中にうっかり家具を壁にぶつけ、傷つけてしまった。
  • 掃除中に誤って高価な花瓶を落として割ってしまった。

水災

  • 浸水によりテレビ、冷蔵庫、洗濯機などの家電製品が使用不能になった。
  • 水に浸かり、ソファー、テーブル、タンスなどがカビや腐食で使えなくなった。

大家に対する賠償責任補償(借家人賠償責任補償)

「借家人賠償責任補償」は、入居者の不注意などによって借りている部屋に損害を与え、大家さんへ賠償責任が生じた場合に補償されるものです。火事を起こして近隣に損害を与えても、重大な過失がなければ、「失火責任法」により損害賠償責任は負いませんが、賃貸住宅の場合は、借りた部屋を返すときには、元通りにして返還する「原状回復義務」があり、履行されないと損害賠償責任を負うことになります。天ぷら油に引火してキッチンの壁や天井を焼損させた、洗濯機のホースの劣化で部屋が水ぬれを起こしたといった場合に補償されます。

「大家に対する賠償責任補償」の対象となる損害の具体例

火災: 不注意による失火で部屋を焼損させた場合

キッチンで天ぷらを揚げていたところ、目を離した隙に油に引火し、火災が発生。火はすぐに消し止められたが、キッチンの壁や天井、床の一部が焼損し、修理が必要になった。

水ぬれ:給排水設備の不具合で、水ぬれ損害を与えた場合

洗濯機の給水ホースが劣化しており、気づかないうちに水漏れが発生し、部屋が水浸しになった。

賃貸借契約に基づく修理費用補償

賃貸住宅では、契約内容によっては「設備の修理費用を入居者が一部負担する」と定められている場合があります。たとえば、備え付けのエアコンや給湯器が故障した際に、契約書に「修理費用のうち一定額までは入居者負担」と明記されているケースです。

また、照明器具や窓ガラスを不注意で壊してしまった場合も、契約内容によっては入居者が修理費用を負担することになります。こうした場合に役立つのが「賃貸借契約に基づく修理費用補償」です。入居者が契約上の条項にもとづき修理費を負担せざるを得なくなった際にその費用をカバーしてくれるため、思わぬ出費から家計を守ることができます。賃貸借契約書を確認し、補償対象かどうか事前に把握しておくことが大切です。

「賃貸借契約に基づく修理費用補償」の対象となる損害の具体例

エアコンの故障(賃貸借契約で入居者負担とされている場合)

入居当初から設置されていたエアコンが、突然動かなくなったが、賃貸借契約書を確認すると、「入居者の故意・過失によらない設備の故障であっても、修理費用が少額の場合は入居者が負担する」という特約が付いていた。

給湯器の故障(賃貸借契約で入居者負担とされている場合)

お風呂の給湯器からお湯が出なくなった。賃貸借契約書には、「給湯器の故障は、入居者の過失の有無にかかわらず、修理費用は入居者が20,000円まで負担する」という条項があった。

照明器具の破損(賃貸借契約で入居者負担とされている場合)

リビングの照明器具(備え付け)のカバーを掃除中に、誤って落としてしまい、割ってしまった。賃貸借契約書には、「入居者が破損させた備え付けの設備については、修理費用を入居者が負担する」と明記されていた。

個人賠償責任補償

家財保険には「個人賠償責任補償」がセットされることがほとんどです。個人賠償責任補償とは、日常生活で不注意により他人にケガを負わせたり、他人の財物を壊してしまったりしたときに発生する賠償責任を補償するものです。たとえば、洗濯機の水漏れで階下住戸の家具や家電を水浸しにしてしまった、自転車で歩行者に衝突して骨折させた、子どもが誤って店の商品を壊してしまった、といった場合に補償されます。こうした事故は誰にでも起こり得ますが、賠償額は数千万円と高額になることもあります。賃貸生活におけるリスクを幅広くカバーする重要な備えとなります。

「個人賠償責任補償」の対象となる損害の具体例

自転車事故によって対人・対物損害があった場合

自転車に乗って通勤途中、不注意で歩行者と衝突。歩行者は転倒し、腕を骨折する重傷を負った。さらに、その際、歩行者が持っていた高価なカメラも破損してしまった。

水漏れにより階下へ損害を与えてしまった場合

洗濯機の給水ホースが劣化しており、気づかないうちに水漏れが発生。階下の住民の部屋の天井からも水が漏れ出し、その住民のテレビやソファーが水浸しになった。

買い物中に商品を破損してしまった場合

スーパーマーケットで買い物中、陳列棚に並んでいた商品を誤って落としてしまい、割ってしまった。

子どもが他人にケガをさせてしまった場合

子どもが公園で遊んでいたところ、誤ってボールを投げ、他の子どもにぶつけてしまい、ケガをさせてしまった。

FPが解説!
「賃貸物件における家財保険の
重要性とは?」

賃貸住宅に住む人にとって、家財保険は単にご自身の家具や家電などの家財を守るだけの保険ではありません。大家さんに対する原状回復義務を果たすための「大家に対する賠償責任補償(借家人賠償責任補償)」や、隣室をはじめ、他人への賠償責任に備える「個人賠償責任補償」も含まれています。また、「賃貸借契約に基づく修理費用補償」も実際に保険事故が発生した際には、大きな助けになります。

誤って火災を起こしてしまい、損害を発生させてしまった場合には自室の原状回復をおこなう必要があり、修繕費用は高額になります。洗濯機の水漏れで階下の住人の部屋や家具・家電を水浸しにしてしまった場合にも賠償責任を負います。もしこれらの賠償責任補償や修理費用補償がない場合、実際に保険事故が発生した際、これらの費用はすべて自己負担となり、家計にとって計り知れないダメージとなる可能性があります。賃貸住宅で安心して生活を続けるためには、家財保険の加入が不可欠といえるでしょう。

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家財保険の選び方

家財保険を検討する際には、自分の生活スタイルや世帯人数に合った家財保険金額を設定することが重要です。ひとり暮らしや夫婦ふたり暮らし、ファミリー世帯では家財の総額が異なり、必要な保険金額も異なります。

また、「大家に対する賠償責任補償(借家人賠償責任補償)」や「個人賠償責任補償」、「賃貸借契約に基づく修理費用補償」をいくらで設定するかもポイントです。ほかにも、「生活再建費用」や「被害事故法律相談費用」の特約を付けられる商品もあります。いざというときに生活を再建できるだけの金額を確保し、無理のない保険料とのバランスを考えることが、最適な家財保険選びの第一歩です。

適切な家財保険金額の考え方

家財保険金額は、過少に設定すると損害時に十分な補償が受けられず、過大に設定すると保険料の無駄が生じます。できるだけ厳密に試算したいという人は、家財をリストアップしてご自身で見積もってみるのもいいでしょう。

補償額は「時価額」か、持ち物を新しく買い直す「再取得価額(再調達価額)」で試算するのが一般的です。保険会社の家財評価表やオンラインシミュレーターを活用し、年齢や世帯人数、居住面積をもとにおおよその家財総額を算出するといいでしょう。家財評価表の金額は保険会社によって異なります。

  • なお、ご契約のタイプや保険会社によって、補償が「時価額」となるか「再取得価額(再調達価額)」となるかは異なります。ご加入の際は、各保険会社や代理店などでご確認ください。

ひとり暮らしの場合

ひとり暮らしの場合、家具や家電の数も限られますが、それでも家財の総額はそれなりの金額になります。パソコン、テレビ、冷蔵庫、ベッド、衣類、生活雑貨などを再取得額で試算すると、200万〜300万円程度にはなるのではないでしょうか。貴金属や美術品などを保有している方は、一定額以上(30万円、100万円以上など)は明記物件として契約をする必要があるので、加入時に確認をしましょう。「借家人賠償責任補償」「個人賠償責任補償」は必ず付けましょう。

ふたり暮らしの場合

ふたり暮らしでは、ひとり暮らしに比べ家財の量も増え、家具や家電も大型化する傾向があります。冷蔵庫や洗濯機、テレビ、ソファー、寝具などをそろえると、家財総額は300万〜500万円程度になるのが一般的です。ただし、補償額は世帯の生活水準に合わせて調整しましょう。また、家具を買い増した、グレードが高いものに買い替えたときなどは、補償額を見直す必要があります。なお、「借家人賠償責任補償」「個人賠償責任補償」は必須です。

ファミリーの場合

3~4人のファミリー世帯では、家財の総額が600万〜1,000万円に及ぶこともあります。家族それぞれの衣類、学用品、家電、家具、趣味用品などが増えるため、補償額を少なく設定すると実際の損害をカバーできません。

たとえば、もしご自宅の家財の合計が1,000万円なのに、保険金額を500万円にしか設定していなかったとします。この場合、万が一の損害で500万円の被害が出たとしても、保険から全額が支払われるとは限りません。家財保険には「比例担保(比例てん補)」という考え方があり、設定した保険金額が実際の家財総額に対して不足していると、損害額の一部しか保険金が支払われないことがあります。つまり、損害額が保険金額の範囲内であっても、実際の家財総額との割合で保険金が減らされてしまう可能性があるため、注意が必要です。

子どもが小さい場合は、誤って家具や家電を壊すこともあるため、「破損・汚損特約」も検討しましょう。また、小さな子どもによる予期せぬリスクにも備え、「借家人賠償責任補償」「個人賠償責任補償」は必須です。

地震保険の必要性を検討

家財保険には、基本補償でカバーされないリスクがあるため、それらに備えることも検討しましょう。とくに重要なのが、「地震保険」です。家財保険は地震や津波による損害は対象外ですが、地震保険にセットで加入することで、地震や噴火、津波で損害を受けた家財が補償対象になります。地震保険で設定できる保険金額は家財保険金額の30%~50%の範囲かつ1,000万円が限度で、家財保険とセットで加入する必要があります。

  • 賃貸住宅向けの家財保険商品によっては、地震保険をセットで契約できないものもあります。ご契約の際は、必ず各保険会社や代理店にご確認ください。

特約の必要性を検討

また、特約の必要性も検討しましょう。たとえば、「生活再建費用特約」は災害などの事故により賃貸契約している住居に住めなくなった場合に発生する、引っ越しや生活用品の購入など一時的な生活資金を補償する特約です。「法律相談費用特約」は他人とのトラブルで弁護士費用が発生した場合に補償する特約です。

特約を付けると安心が増しますが、その分保険料は上がります。必要な補償を見極めることが大切です。

保険期間と更新

家財保険は、賃貸借契約期間に合わせて2年契約に設定されることが一般的です。1年契約や長期契約(3年・5年)を選べる商品もあります。長期契約では割引が適用されます。満了すると、保険会社によって、自動更新となる場合と再契約の手続きが必要な場合があるので、あらかじめ確認をしておきましょう。

契約の更新時は、家財・家電類の増減など生活状況の変化がなかったかを確認し、補償額が適正か、特約はどうするかなどを点検する機会と考えましょう。なお、満了後の再契約の手続きを忘れると、家財保険の補償が途切れてしまうリスクがあります。満了日前に保険会社や代理店から届く書類を見落とさないよう注意が必要です。

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「家財保険の選び方のポイントは?」

家財保険を選ぶ際に最も大切なのは、家財補償額を実態に見合った金額で設定することです。保険料をおさえたいからといって実態より低い補償額に設定すると、いざ保険事故が起こったときに十分な補償を受けられない可能性があります。適正な補償額で加入することが大きなポイントです。

また、賃貸住宅に住むのであれば、家財の補償に加え、大家さんに対する原状回復義務を果たすための「借家人賠償責任補償」や、第三者への賠償責任補償に備える「個人賠償責任補償」は必要な補償です。

そのほか、保険料と安心感とのバランスで、「賃貸借契約に基づく修理費用補償」や「地震保険特約」、さらに「生活再建費用特約」、「被害事故法律相談費用特約」などの特約を検討しましょう。保険はリスクに合わせて加入するものです。単に保険料の安さで選択するのではなく、ご自身で納得できる補償内容で検討しましょう。

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家財保険の加入・請求手続き

賃貸住宅に住む人にとって、家財保険は、万一の火災や水漏れ、盗難などの被害が発生したときに、生活再建を支えてくれる欠かせない保険です。ここからは、加入のタイミングや手続きの流れ、保険金請求の具体的なステップ、さらに知っておきたい注意点と対応策について解説します。

とくに、実際に家財が損害を受けた際の保険金請求手続きをスムーズにおこなうためのポイントはしっかりとおさえておきましょう。

家財保険の加入手続き

家財保険は、賃貸契約時や引っ越し前後に加入するのが一般的です。契約書に家財保険の加入が義務付けられていることも多いため、契約前に確認しておきましょう。加入に必要な書類は、賃貸借契約書や本人確認書類、連絡先、支払い用口座(またはクレジットカードの番号)などです。加えて、補償の対象となる家財が置かれている建物の所在地、構造(木造、鉄骨造、鉄筋コンクリート造など)、建物の種類(マンション、アパート、戸建てなど)などは、保険会社が補償額や保険料を算定する上で必要な情報です。事前に準備しておきましょう。これらをもとに保険会社が補償額や保険料を算定します。

申し込み方法は大きく分けるとインターネットで直接加入する方法と、代理店を通して加入する方法があります。インターネットでの加入は保険料をおさえやすく、手続きが簡単、そして時間を問わず申し込めるメリットがある反面、補償内容をご自身でよく確認する必要があります。一方、代理店を通じて加入する場合には担当者に相談しながら選ぶことができ、補償内容を理解しやすいメリットがありますが、手続きに時間がかかる場合もあります。それぞれの特徴を理解し、自分に合った方法を選びましょう。

保険金請求の流れと注意点

保険事故が発生したあとの請求の流れを整理しておきましょう。

まずは、速やかに保険会社へ電話などで連絡を入れ、事故受付をしてもらいます。事故の状況や損害の程度を詳しく伝え、その後の手続きについて指示を仰ぎましょう。

一般的に、比較的軽微な損害の場合には、「損害箇所の写真」を撮り、「修理見積書」や損害が発生した家財を買ったときの領収書や保証書などを準備し、「事故状況報告書」(または「事故報告書」)や「保険金請求書」を記入して保険会社に提出します。保険会社によっては、「罹災証明書」「住民票」など追加で求められる場合がありますので、事故受付の際に確認しておきましょう。

その後、保険会社が損害調査をおこない、補償額を算定します。査定内容にもとづいて支払いがおこなわれ、通常は数週間程度で保険金が振り込まれます。必要書類の不備や提出遅れが、支払いの遅延や、場合によっては補償額の減額につながることもあるため、早めに請求するようにしましょう。

事故発生からの流れ

事故が発生したら

保険会社へ事故発生の連絡

保険会社の事故受付後

必要書類の準備

保険会社による
損害調査と保険金の支払い

一方、火災による全焼など大規模な損害の場合には、上記書類の準備に加えて、保険会社の担当者や鑑定人が現地を訪れて詳細な調査をおこなうことが必須になったり提出書類が増えたりなど、損害の状況に応じて手続きの流れも変わります。また、通常よりも手続きに時間を要することがあります。

FPが解説!
「保険金請求の注意点と対策」

家財保険の請求では、「領収書がない」「事故から時間が経ってしまった」などの理由で、スムーズに保険金請求をおこなえないケースもあります。領収書がないときは、保証書を見つけておくか、それもなければ、購入した時期や型番、価格などをわかるようにしておく必要があります。家具・家電の領収書・保証書は場所を決めてまとめてファイルしておくことと、年に1、2回は、家の中の家具・家電の様子がわかる写真を撮っておくと、いざというときの証拠に使えるかもしれません。

また、保険金請求の時効は、保険事故が発生した日の翌日から3年ですが、事故発生から保険会社への連絡までの時間が経過するほど、原因と損害との因果関係が不明確になり、補償対象外とされてしまう場合もあります。請求はなるべく早くおこなうことが大切です。なお、「老朽化や経年劣化」は補償されません。事前に、補償範囲をしっかり理解しておきましょう。

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2602051-2702

チューリッヒ少額短期保険株式会社
SOC-2576(0)

株式会社ヤマダ少額短期保険
BG152R1

Mysurance(マイシュアランス)株式会社
MYS25-100299 SJ25-09614(2025年11月11日)

あんしん少額短期保険株式会社
BBR-ans-21188(2025/03/28)

株式会社あそしあ少額短期保険
AS-AG1249-240502

ジャパン少額短期保険株式会社
JC01-052 2023.06

アイアル少額短期保険株式会社
F345-2409-1

レスキュー損害保険株式会社
RC06-002(1) 2025.12

日新火災海上保険株式会社
NH2511-0006

みんなの保険データ

みんなの保険データに関しまして

「1ヵ月あたりの保険料」は楽天会員94,034人のアンケート結果(2019年2月6日~2月14日、2019年9月1日~9月11日実施) および「わたしの保険deポイントGET!」18,713人のアンケート結果(2020年01月09日~2025年08月31日) に基づくもので、ご本人またはご家族の1ヵ月の保険料の両方が含まれます。

全体平均に表示される保険種別の順位または保険料には、「一括払いの火災保険」および「一時払いの保険商品」は含まれません。

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