死亡保障の必要額の見積もり方見積もり方その2 必要保障額は足し算と引き算
<電卓一つでできる死亡保障の必要額の見積もり>
死亡保障の必要額の計算は難しいことは一切なく、足し算・引き算・掛け算などで計算できます。概ね下記のように、万が一の後の収入の見込みと、万が一の後の支出の予定を考えればよいのです(参考:死亡保障の必要額はこう考えよう)。下記の表を埋めて、万が一の後の収入、万が一の後の支出を計算して差し引きすれば死亡保障の必要額が計算できます。
<万が一の後の収支の計算例>
各項目を見積もる際、色々注意点はありますが(各見積もり方法参照)、概ね以下のように計算できます。全体に共通する注意点は「万が一の後、どういった暮らし方をする(したい)のか」ということをちゃんと考えることです。特に住まいのこと、教育のこと、仕事のことは、万が一の後の人生に大きな影響があるからです。
■万が一の後の支出の計算方法
- 住居費
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<例>万が一の後、家賃10万円の賃貸に30年住む
10万円 × 12ヶ月 × 30年 = 3,600万円
- 生活費
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<例>万が一の後、毎月20万円、20年間必要
20万円 × 12ヶ月 × 30年 = 7,200万円
- 教育費
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<例>現在子どもが小学校6年生。中学、高校は公立、大学は私立理系で一人暮らしを予定。今後の子どもの就学に必要な費用の総額を計算。
中学校3年分140万円 + 高校3年分120万円 + 大学4年分450万円 + 自宅外通学にかかるお金420万円
= 1,130万円
※教育費の参考となる統計データは「万が一の後の支出(教育費)」を参照
- ローン
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<例>自動車ローンの残債が200万円ある
200万円
- 死後の整理費用(主に葬儀代)
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<例>東京都在住の場合
参考データの葬儀費用の合計より 184.3万円 + @ = 200万円
※葬儀費用の参考となる統計データについては「万が一の後の支出(葬式代)」を参照
■万が一の後の収入の計算方法
- 勤労収入
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<例>妻は万が一の後もそのまま仕事を続けられそう。今の給料(年収200万円)で定年 退職まで就業予定。
年収200万円 × 20年 = 4,000万円
- 遺族年金
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ねんきん定期便などを参考に計算(参考:万が一の後の収入(遺族年金))
4,300万円
- 配偶者の年金
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配偶者のねんきん定期便を確認(65歳から80歳まで計算)
70万円/年 × 15年 = 1,050万円
■死亡保障の必要額
万が一のあとの収入と支出が計算できたのでこれらを差し引きします。
万が一の後の支出の合計12,330万円 - 万が一の後の収入の合計9,350万円
死亡保障の必要額は 2,980万円
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