死亡保障の必要額の見積もり方万が一の後の支出(ローン)
死亡保障の必要額を考える際に忘れずに入れておきたいのが借入金です。万一のことがあると、原則残された家族が返済をしなくてはならないからです。借入金がある場合には、「団体信用生命保険」に入っているものと、入っていないものに分けて整理しましょう。
<住宅ローンなど「団体信用生命保険」に入っている借入金>
「住宅ローン」は多くの場合借入れ時に「団体信用生命保険」(※1、以下団信)に加入しているでしょう。団信に加入していれば死亡した場合はその時点でローンの残金は保険金で清算され、ゼロになるので、別の生命保険で備える必要はありません。その他、教育ローンなどでも団信が付いているものが一部ありますので確認しておきましょう。
(※1)団体信用生命保険とは、ローン契約者が加入できる生命保険のことです。ローンの返済中に死亡したり所定の高度障害に該当する状態となった場合に、ローンの残金分の保険金が支払われ、ローンが精算されゼロになります。
<「団体信用生命保険」に入っていない借入金>
自動車ローンや教育ローン、カードローン、クレジットカードなど団信が無い借入金については、借入者が死亡した場合には、遺族が引き継ぎ、返済を続けていかなくてはなりません。生活費以外に必要なお金になるので、それぞれのローンの残高を調べ、必要額に入れておきましょう。
ただし、例えば借入金の名義が夫であっても、妻が働くことで返済できているというケースもあります。このような場合には、夫に万一のことがあれば借入金はなくなりますが、妻に万一のことがあると返済が厳しくなってしまうことが考えられます。借入金の名義人が誰かということ以外に、実際に返済に寄与しているのは誰かということも考慮して必要額を考えましょう。
- ローンの残高や完済時期を書き出してみましょう!
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ローンの種類 残高 完済時期 住宅ローン 住宅に関するローン(諸費用ローン等) 自動車ローン 教育ローン カードローン クレジットカード(リボ払い等) その他ローン(証券担保ローン等)
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