生命保険、こんなことも知っておこう引受基準緩和型保険とは
最終更新日:2022年12月7日
<健康上の不安がある人や持病がある人でも入りやすい保険>
生命保険に加入するには健康状態についての告知が必要となるため、持病や過去の病歴によっては加入できないことがあります。通常の生命保険よりも加入できる健康状態の基準を緩和しているのが「引受基準緩和型保険」で、持病のある人でも加入しやすい保険です。告知書の質問事項も通常の生命保険と比べて少なく、申込みできるかどうかが比較的わかりやすくなっています。
- 引受基準緩和型保険の告知書の例
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次の 3つの質問事項がすべて「いいえ」であれば申し込めます。
- 過去3ヶ月以内に医師から入院・手術・検査をすすめられたことはあるか
- 過去2年以内に病気やケガで入院したこと、手術を受けたことがあるか
- 過去5年以内にガンまたは上皮内新生物・肝硬変・統合失調症・認知症・アルコール依存症で四肢の診察・検査・治療・投薬のいずれかを受けたことがあるか
※保険会社ごとに告知書の内容は異なります。
<契約後1年以内の病気による死亡は保険金額の50%>
例として、引受基準緩和型終身保険の保障額について見てみましょう。終身保険の死亡保障は一生涯続きますが、引受基準緩和型の場合、契約から1年以内などの一定期間に病気で死亡した際に保険金額が50%などに削減される商品もあります。ただし、交通事故など、不慮の事故や災害などで死亡した場合には1年以内などでも100%の保険金が支払われます。
- 引受基準緩和型終身保険の保障例のイメージ図
<通常の保険よりも保険料は高めになる>
引受基準緩和型の保険は、通常の保険には健康上の理由で加入できない人のためのものです。そのため、保険料は通常の保険よりも割り増しされています。
持病や通院歴があっても、通常の保険に加入できる場合もありますから、引受基準緩和型の保険を検討する前に、通常の保険に加入できないか、問い合わせや相談をしてみると良いでしょう。
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