人によって違う必要な保障額と保障期間の考え方
シングルマザー・ファーザーの家庭
最終更新日:2022年11月21日
<シングルマザー・ファーザー世帯の死亡保障の考え方>
シングルマザー・ファーザーがまず考えておきたいのは、自分に万が一のことがあった場合、残された子どもに必要となる生活費と教育費をどうするかということです。子どもを守るための死亡保障の必要額をしっかりと考えましょう。誰が子どもの面倒をみてくれるのか、そして子どもにどのような教育を受けさせたいかによっても準備する金額が変わってきます。
<シングルマザー・ファーザー世帯の死亡保障の必要額と期間はこう考える>
子どもが成長して自分自身で収入を得るまでの期間の生活費と教育費を考えます。親の加入している年金制度によって、子が受け取れる遺族年金の金額が異なりますので、いくらくらい受給できるのか調べておきましょう。
※遺族年金の詳細は「遺族年金を知っておこう」をご覧ください
- 例1.自営業、子ども一人(幼稚園年長)、住まいは賃貸
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中学までは公立、高校は私立、大学は私立文系に進学を想定。万が一の場合は祖父母と同居
必要性 期間 考え方 金額例 葬儀費用 ○ 一生涯 200万円 生活費 ○ 子どもが収入を得るまでの期間 不足する生活費×年数 2,880万円 住居費 × - - - 教育費 ○ 大学までの教育費 統計データから計算 1,040万円 必要額の合計 4,120万円
子どもがまだ小さいので生活費や教育費を必要とする期間が長く、公的保障も遺族基礎年金だけであるため必要額が大きくなります。
- 例2. 会社員、子ども一人(中学3年生)。住まいは持ち家
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高校は公立、大学は私立文系に進学を想定。
必要性 期間 考え方 金額例 葬儀費用 ○ 一生涯 200万円 生活費 ○ 子どもが収入を得るまでの期間 不足する生活費×年数 840万円 住居費 △ 子どもが収入を得るまでの期間 住宅維持費×年数 210万円 教育費 ○ 大学までの教育費 統計データから計算 550万円 死亡保障の必要総額 1,800万円
例1に比べ、子どもが大きいため、教育費の必要額は少なくなります。また、会社員の場合には子どもが遺族厚生年金を受給できるため、生活費の必要額も少なくなります。
※教育費の参考となる統計データは「万が一の後の支出(教育費)」を参照
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