人によって違う必要な保障額と保障期間の考え方
公的年金制度の概要
最終更新日:2022年11月7日
<公的年金の保障は3種類>
私たちが加入している公的年金制度には3つの保障があります。
- 老後の生活を保障する「老齢年金」
- 病気やけがで障害が残った時の生活を保障する「障害年金」
- 一家の働き手が亡くなったとき、配偶者等の生活を保障する「遺族年金」
公的年金制度は職業等によって加入する制度が異なります。まず、「国民年金(基礎年金)」は、20歳~60歳未満の国民全てが加入を義務づけられています。「厚生年金」は、会社員や公務員が加入します。
なお、国民年金は、厚生年金の加入者を「国民年金第2号被保険者」、第2号被保険者に扶養されている20歳~60歳未満の配偶者を「同第3号被保険者」、そしてこれら以外(個人事業主や学生など)を「同第1号被保険者」と区分しています。
また、老齢年金、遺族年金、障害年金は、どの制度から受給するかによって名称が異なります。国民年金(基礎年金)からの受給は「○○基礎年金」(老齢年金であれば老齢基礎年金)と、厚生年金からの受給は「○○厚生年金」となります。
- 出典:
- 日本年金機構 国民年金・厚生年金保険 被保険者のしおり1.年金制度ってなに? 公的年金制度は「国民年金(基礎年金)」 「厚生年金保険」の2階建て構造です
(https://www.nenkin.go.jp/service/pamphlet/seido-shikumi.files/LN13.pdf)
<第2号被保険者の年金は2階建てまたは3階建て>
第2号被保険者は、厚生年金と国民年金の両方に加入していることになるため、両方から年金を受け取ることができます。国民年金を1階部分の年金、厚生年金を2階部分の年金というように、年金を2階建ての家に例えて説明されることもあり、さらに上乗せの加入部分である企業年金や確定拠出年金を加えて、3階建てとする場合もあります。
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どんなとき 国民年金 厚生年金 老後の生活費保障 老齢基礎年金 老齢厚生年金 遺族の生活費保障 遺族基礎年金
寡婦年金
(死亡一時金)遺族厚生年金 障害者の生活費保障 障害基礎年金 障害厚生年金
(障害手当金)
- (図解)2階建ての年金制度
社会保険制度の取り扱いは2022年10月1日現在の制度に基づくもので、全ての情報を網羅するものではありません。将来的に制度が変更となる場合がありますのでご注意ください。なお、個別の取扱いについては所轄の年金事務所もしくは社会保険労務士などにご確認のうえ、ご自身の責任においてご判断ください。
2211700(14)-2311
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