人によって違う必要な保障額と保障期間の考え方
独身
最終更新日:2022年11月22日
<独身者の死亡保障の考え方>
独身者に万が一のことがあった場合、必要になるお金の中心は、葬儀費用等の他、「死後の整理費用」となるでしょう。もし自分に万が一のことがあった場合、残された親族にお金のこと迷惑を掛けることがないかどうか考えてみましょう。例えば、親や兄弟などの生活費を負担していたり、車などのローンを返済中であったりするなどの場合には、それらの分も死亡保障として上乗せして準備しておく必要があります。
<独身者の死亡保障の必要額はこう考える>
独身者の死亡保障の必要額は、どのような葬儀にしたいのかといったことのほか、希望する死後の整理費用の内容によって大きく変わります。
なお、会社員や公務員の場合、親など遺される親族の続柄によっては遺族年金(遺族厚生年金)が給付されますから、遺族年金の仕組みや給付額も知っておきましょう。
(参考:遺族年金を知っておこう)
- 例1.父母などの親族に生活費を残す必要がない独身者
-
必要性 期間 考え方 金額例 葬儀費用 ○ 一生涯 統計データなどを参考として算出(※) 200万円 親族の生活費 × - - - 必要額の合計 200万円
遺族に生活費を残す必要がない人の場合、自分の葬儀費用やその他死後の整理費用を準備しましょう。葬儀の内容やお墓の有無なども考えて必要額を考えましょう。
- 例2.父母などの親族へ生活費を残す必要がある独身者
-
必要性 期間 考え方 金額例 葬儀費用 ○ 一生涯 統計データなどを参考として算出(※) 200万円 親族の生活費 ○ 父母の年齢などから考える 残したい生活費×年数 900万円 必要額の合計 1,100万円
現在、父母など家族へ仕送りなどをしている場合、平均余命などを参考に死亡保障の必要額を計算しましょう。
※葬儀費用の参考となる統計データについては「万が一の後の支出(葬儀代)」を参照
2211753(1)-2311