知っておきたい生命保険の種類逓減定期保険
<一定割合まで保険金額が減っていく定期保険>
逓減定期保険は、保険金額が次第に減っていく(逓減する)定期保険で、保険期間中に死亡・高度障害状態(※)になった場合に保険金を受け取れます。保険料は、保険金額が逓減するので、通常の定期保険よりも割安です。
保険金額の減り方は保険会社によって異なりますが、契約時の保険金額を基本保険金額として翌年から逓減が始まり、基本保険金額の20%までなど、決められた保険金額まで逓減するのが一般的です。その他、前年の保険金額の3%や5%など一定割合で逓減していくタイプや、当初数年間は逓減せずにその後逓減していくタイプ、保険期間をいくつかに区切り、保険期間毎に保険金額を減額しながら保障を続けていくタイプもあります。
保険料は、保険期間満了まで変わりませんが、保険会社によっては保険金額の逓減に合わせて、保険料が減っていくものもあります。
※高度障害とは、「両目の視力を完全に失う」「両腕あるいは両足を失う」など、保険会社が約款で定めた障害状態を言います。身体障害者福祉法で定められた身体障害等級とは異なります。
<ライフプランにあわせた設計がしやすい>
逓減定期保険は、割安な保険料で一定期間の死亡保障に利用できます。一般的に、家族構成に変化がなければ死亡保障の必要額は年々減っていきます。よって、契約した時に最も保険金額が大きく、その後保険金額が減っていく逓減定期保険は、ライフプランに合わせた設計がしやすいといえます。
また、借入金がある場合、年々減っていく借入残高に保険金額を合わせれば、万が一の時の返済への備えとしても活用できます。
- 逓減定期保険のイメージ図
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