知っておきたい生命保険の種類収入保障保険
<保険金を給料収入のように分割で受け取れる死亡保険>
収入保障保険は、死亡保険金を毎月や毎年、分割して受け取ることができる定期保険です。保険期間中に死亡すると保険期間満了までの残り期間、保険金を受け取ることができます。受け取る保険金額が変わらない「定額型」と、3%、5%など毎年一定の割合で保険金額が増える「逓増型」があります。
収入保障保険の特徴は保険金の受取開始時期によって、受け取る保険金の総額が変わることです。例えば保険金額を月額10万円(定額型)、保険期間を30年で契約し、5年後に死亡すると残り25年間は毎月10万円の保険金を受け取れることになり、総額は3,000万円です。20年後に死亡した場合は、残り10年間、毎月10万円の受取りになり総額は1,200万円になります。
収入保障保険には、保険金受取の最低保証期間が設けられています。仮に保険期間の満了1年前に死亡した場合、保証期間がないと1年分しか保険金を受取ることができませんが、最低保証期間が5年ならばその時点から5年分受け取ることができます。
このような仕組みから、定額型であれば保障額は年々減少していくことになります。一方保険料は保険期間満了まで一定です。そのため、当初は安い保険料で大きな死亡保障が確保できるというのが特徴の一つです。
<一括で受取るよりも計画的に保険金が活用できる>
今まで手にしたことのないような高額な保険金を一括で受け取ると、その後の生活費等を計画的に使えないというような弊害も考えられます。収入保障保険を利用すれば、毎月や毎年など分割で受け取ることができるので、保険金を計画的に使うことができるでしょう。まとまった資金が必要であれば保険金の一括受取りや、一部一括受取りもできます。ただし、この場合には保険金受取総額は、分割受取に比べて少なくなります。
収入保障保険であれば、○歳まで、毎月○万円必要というような考え方で保険金額を決めることができるので、死亡保障の設計がしやすくなります。また、必要保障額は年々減っていくと考えられるので、収入保障保険なら無駄が少なく見直しも頻繁に行わずにすむという特徴があります。
- 収入保障保険のイメージ図
-
- 同じカテゴリのページ