知っておきたい生命保険の種類生存給付金付定期保険
<祝い金が付いた定期保険>
生存給付金付定期保険は、死亡保障のほか、生存している場合には保険期間中3年に一度など一定期間ごと、および満期時に祝い金(生存給付金)が受け取れる定期保険です。保険料は生存給付金がついているため、通常の定期保険よりも高くなります。
生存給付金の金額は、死亡保険金額の一定割合で決められていて、この割合は保険会社ごとに異なります。保険期間中の生存給付金は死亡保険金額の3%から5%、満期時の満期生存給付金は20%から50%などに設定されています。
例えば、死亡保険金額が1,000万円で、保険期間中と満期時の生存給付金が、それぞれ死亡保険金額の3%と30%の場合、保険期間中30万円、満期時300万円を受け取れます。
<生存給付金はちょっとした貯蓄として活用する>
生存給付金付定期保険は、通常の定期保険と同様に、死亡保障として利用することができます。死亡保障だけでなく、ちょっとした貯蓄も兼ねたいという場合に向いている保険です。生存給付金は受け取るタイミングが来ても、その時点で受け取らずに据え置くこともできます。据え置いた生存給付金は一定の利率で積立てられますので、満期時に満期生存給付金とあわせて受け取ることができます。また、据え置かれた生存給付金は、満期までの間いつでも自由に引き出せるので、急な支出に備えることもできます。
ただし、生存給付金付定期保険でしっかり貯蓄をしようとすると保険料は高くなってしまいます。受け取る生存給付金を増やすには、死亡保険金額も増やす必要があり、過剰な死亡保障額になってしまうかもしれません。
保険の主な目的が貯蓄なら養老保険や個人年金保険を、死亡保障と子どもの教育資金作りを両立するなら、学資保険の利用をそれぞれ検討してみましょう。生存給付金付定期保険は、死亡保障に少しだけ貯蓄機能が付いた保険と考えて利用しましょう。
- 生存給付金付定期保険のイメージ図
-
- 同じカテゴリのページ