女性医療保険女性疾病とは
代表的な女性疾病(女性特有の病気)は乳がんや子宮がん(子宮頸がん・子宮体がん)です。その他には子宮筋腫、子宮内膜症、卵巣腫瘍などがあります。
がんと言えばある程度の年齢になってからというのが通例ですが、女性特有のがんの場合は発症する年齢が早いこともあるのが特徴です。国立がん研究センターがん対策情報センター「部位別がんの統計情報」によると、卵巣がんは40歳代から増加するものの乳がんは30歳代から、子宮がんは20歳代後半から増加するという結果が出ています。
ただし、がんと診断されてから5年の生存率は乳がんが87.7%、子宮がんは74.2%と治る確率が高くなっています。早期発見・早期治療による効果は高いと言えますが、治療は長引く傾向があり治療費の負担も大きくなる可能性があるため女性医療保険が注目されています。
- 部位別がんの統計情報
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種類 罹患率(病気にかかる割合) 男女ともにかかる可能性のあるがん 肺がん 40歳代後半から増加し始め、高齢になるほど高くなる。 食道がん 40歳代後半から増加し始め、特に男性は女性に比べて急激に増加する。 肝臓がん 男性では40歳代後半から増加しはじめ、70歳代に横ばいとなり、女性では50歳代後半から増加し始める。 大腸がん 50歳代くらいから増加し始め、高齢になるほど高くなる。 女性特有のがん(乳がんは男性にもあり) 乳がん 30歳代から増加し始め、40歳代後半から50歳代前半にピークを迎え、その後次第に減少する。 子宮がん 子宮頸がんでは20歳代後半から30歳代後半まで増加した後横ばいになり、70歳代後半から再び増加する。子宮体がんでは40歳代後半から増加し、50歳代から60歳代にピークを迎え、その後減少する。 卵巣がん 40歳代から増加し、50歳代前半でピークを迎えてほぼ横ばいとなり、80歳代からまた増加する。
国立がん研究センターがん対策情報センター「部位別がんの統計情報」より抜粋。
また、女性特有の病気でがん以外に多い病気は子宮筋腫です。4人に1人は持っているといわれ、症状が出ていない人も含めると半分以上の人が持っていると言われています。良性の腫瘍であるため必ず手術を要するというものではありませんが、腫瘍が大きくなると手術が必要になってきますし、子宮筋腫を持っていることで過多月経、月経困難症などの症状がひどくなると手術が必要になります。そういった場合でも女性医療保険がその費用をカバーしてくれます。
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