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ほとんど知られていない入院費用の秘密とは?

2012/07/18
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差額ベッド代がかかるのはどんな場合?

image.space.rakuten.co.jp/d/strg/ctrl/14/f17cb4a9fcfe1e5b894e09b603cd1774d0b5ffcd.98.2.14.2.jpg画像を拡大するこんな豪華な個室でも差額ベッド代を支払わなくてもいい場合があります。

あなたが、入院費用を心配して保険会社の医療保険を検討、もしくは加入したことがあるなら、パンフレットにこんなことが書かれていたのを覚えているでしょうか?

「差額ベッド代は高額です」「個室に入院すると1日5,000円、7,000円かかります」「1ヶ月入院すれば約30万円くらいの自己負担が発生します」など、「入院するとたくさんお金がかかる」と思わせるデータや文言があふれています。
「入院するとお金がかかる」という情報を見たり、保険セールスマンから言われたりすると「医療保険はやっぱり必要だよな」と思い、加入される方が多いです。

しかし、入院費用の大部分を占める差額ベッド代に隠された秘密があることはほとんどの方が知りません。差額ベッド代に隠された秘密とは「差額ベッド代は本来支払わなくてもいいお金」だということです。

ほとんどの方が「個室に入院すればベッド代がかかる」と思い込んでいます。
しかし、差額ベッド代を支払わなければならない場合は、患者が個室に入院したいと希望した時のみです。

差額ベッド代を支払わなくてもいい場合について厚生省(現厚生労働省)の通知「特定療養費に係る療養の基準の一部改正に伴う実施上の留意事項について(平成9年3月14日 保険発第30号)」では、下記のように定められています。(特定療養費の改正上の留意事項より抜粋)
http://dscyoffice.net/office/tuuti/0301161.htm

特別療養環境室へ入院させ、患者に特別の料金を求めることができるのは、患者側の希望がある場合に限られるものであり、救急患者、術後患者等、治療上の必要から特別療養環境室へ入院させたような場合には、患者負担を求めてはならず、患者の病状の経過を観察しつつ、一般病床が空床となるのを待って、当該病床に移す等適切な措置を講ずるものであること。

さらに、保医発第0328001号(平成20年3月28日)では、患者に特別療養環境室に係る特別の料金を求めてはならない場合として具体的に以下3つの例を挙げています(保医発0328001号5ページの(8)より抜粋http://www.mhlw.go.jp/topics/2008/03/dl/tp0305-1ay_0001.pdf)。
1) 同意書による同意の確認を行っていない場合
2) 患者本人の「治療上の必要」により特別療養環境室へ入院させる場合
3) 病棟管理の必要性等から特別療養環境室に入院させた場合であって、実質的に患者の選択によらない場合



では、逆に差額ベッド代がかかるケースを見てみましょう。
例えば、入院中にPCや電話を使って仕事をするのに集中できる環境がほしいから、個室に入院したいと病院側に患者側から申し出た場合
これは患者が個室での入院を希望するため、差額ベッド代がかかります。

いびきがひどく、周りの患者に迷惑をかけるという理由で病院側から個室へ移動してもらいたいと申し出があり、料金等の説明を受けた後に患者側が同意をした場合。
これは治療上必要とはいえないので、差額ベッド代がかかります。

差額ベッド代がかかる場合でも、病院側は同意書にて差額ベッド代の十分な説明を行い、患者の署名をもらう必要があります。

よく請求されている例では、入院する際に病院側から「個室しか空いていないけどいいですか?」と言われ、十分な説明がないまま差額ベッド代に関する同意書に署名してしまい、差額ベッド代を請求される場合です。

個室しか空いていないのは病院側の都合なので、差額ベッド代を支払う必要はありません。

また、差額ベッドの部屋の割合は最大でも全病床数の50パーセント(国立病院は20パーセント、地方公共団体が設置する病院は30パーセント)を越えることはできないと決められています。
つまり、入院する病院がすべて個室だったとしても、その半分は無料の個室でなければなりません。

差額ベッド代がかからないとしたら、あなたの医療保険は?

差額ベッド代さえかからなければ、入院してもそれほど高額なお金は必要ありません。治療費は健康保険適用の治療を行えば1ヶ月に8万円〜9万円ほど。
食事代が1日780円かかりますが、その分家計の食費は下がります。その他に細々した費用がかかったとしても、1ヶ月にかかる入院費は10万円〜11万円程度になります。

10万円程度の費用であれば、大きな医療保険は必要ないですし、現金で支払えるぐらい貯蓄に余裕があるなら、そもそも医療保険を備えなくてもいいかもしれません。

すでに医療保険に加入されているなら、「差額ベッド代は支払わなくてもいい」ことを考慮して、保障額や医療保険必要の是非を考えてみてください。

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記事を書いた人中川 優也MAST FP相談所株式会社 代表取締役 CFP

<FP-RECOご当地FP®:徳島県>
学生時代に家計簿をつける楽しさを覚えFPを志しました。1週間チョコレート一袋で過ごすほどの極貧経験から、お金を節約することに関するアドバイスが得意です。特に住宅ローン、生命保険の節約が得意です。顧客の利益第一とした提案をモットーにしています。
サイト:MAST FP相談所株式会社

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