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よくある質問
ご加入について
犬・猫ならペット保険に入れますか?加入条件は?
はい。犬と猫は、ほとんどのペット保険で加入できます。ただし、加入に際しては、保険会社が設定した上限の年齢以下であること、健康体であることや加入制限のある傷病にかかっていないことが条件であることが一般的です。
年齢が高い場合は、条件がついたり加入不可になったりする可能性があります。個々の保険会社でも条件が異なる場合もあるので、加入する前に内容をよく確認しましょう。
ペットが高齢でも加入できますか?
高齢でも加入できる保険はあります。ペット保険は、新規加入する年齢には上限を設けている保険が多いです。加入できる年齢の上限は8歳~12歳が一般的ですが、保険会社によってまちまちです。
新規加入には年齢上限を設けている場合も、継続の際には年齢制限なく、終身で更新可能な保険もあります。また、特定の年齢以上を対象としたシニア向けペット保険もあります。 シニア向けのペット保険は高齢期のリスクを考慮した補償内容となっています。高齢になるにつれてペットも人間と同様に病気のリスクはあがります。ですから、加入するペットの年齢が高くなれば保険料もあがります。
犬も猫も、7~8歳を超えるとシニア期に入るといわれますが、楽天 保険の総合窓口 保険の比較では、高齢になったペットでも加入を検討できるペット保険を探すことができます。
ペットが病気にかかっている場合や、持病がある場合でも加入できますか?
傷病中の場合は、多くのペット保険は加入できません。また、持病がある場合は加入できないか加入条件が付いてしまう場合があります。
ペット保険に加入する際は、告知審査が必要になります。原則、加入するペットが健康体であることが条件です。現在の健康状態や持病・既往歴などを告知しましょう。その審査の結果によって加入できない場合や一部補償されないなど条件付きで加入ができる場合があります。保険会社によって、審査基準が異なりますので、いくつかの保険会社に問い合わせてみるのもいいでしょう。
ペット保険の契約は、何歳まで継続できますか?
一度加入すれば、継続については終身で継続できるのが一般的。更新手続きについては、特段何もしなくても自動継続する場合と手続きが必要になる場合があります。 原則、終身継続ではありますが、健康状態や傷病歴によって継続できない場合や条件付きで継続する場合があります。
たとえば、慢性疾患に罹患した場合や過去に支払った保険金が上限に達したといった場合は継続できないなどです。また、条件付きで継続するということは、特定の病気や部位が保険の補償外になるということ。各保険会社によって定める基準が異なりますので、保険会社に継続の条件を確認しておくといいでしょう。
ペット保険加入時の審査では、どのようなことを聞かれますか?
ペットの基本情報(ペットの生年月日や品種、種類、体重)と健康状態(健康状態や既往症、現在治療中の病気やケガ)、ワクチンの接種状況を聞かれます。
健康状態には、直近の診察の有無(たとえば過去3ヵ月以内に通院があるか)も含まれます。もし、事実と異なる内容を告知した場合には「告知義務違反」となります。その場合、保険金の支払い義務の事項が発生しても保険金が支払われなかったり、契約を解除されたりすることもあるため、正しく告知しましょう。
犬猫以外の小動物が加入できるペット保険はありますか?
はい、犬猫以外の衝動物でも加入できるペット保険はあります。具体的には、鳥、うさぎ、フェレット、モルモット、モモンガ、ハリネズミ、ハムスター、チンチラ、リス、一部の爬虫類などです(2025年9月時点)。
入院や手術のみに特化したペット保険はありますか?
補償の対象を入院や手術のみに特化したペット保険はあります。ペット保険は、通院・入院・手術を補償するフルカバー型や入院・手術特化型のふたつのタイプが一般的です。
入院や手術のみに特化した保険は、通院の補償がなく、入院と手術のみを補償の対象としています。補償を特化することで補償の範囲を限定するので、保険料がおさえられます。
できるだけ、保険料をおさえるために通院の診察費は自己負担でまかない、大きな病気やケガによる入院や手術が必要になったときに保険で備えたい方に向いています。また、手術のみに特化したペット保険もありますが数は少ないです。
楽天 保険の総合窓口 保険の比較では、ペット保険の検索の際に詳細条件を設定することで、通院補償がないペット保険(入院補償、手術補償のみを補償対象とした商品)を探すことができます。
補償内容について
ペット保険で補償対象外となる治療などはありますか?
保険会社によって内容は少し異なりますが、ペット保険の補償対象外となるものが決まっています。一部ですがご紹介します。
ペット保険の補償対象外となる治療
- 既往症や先天性の病気
- 予防接種により予防できる病気
- 傷病にあたらないもの(避妊・去勢手術費用・爪切りなど)
- 予防に関する費用(ワクチン接種費用、マイクロチップ埋め込み費用など)、検査(健康診断など)
- 診療以外の費用(グルーミング費用など)
- 健康食品・医薬部外品など
また、同じ疾病でも保険会社によって保険の対象、対象外となるケースがあります。加入前に、保険約款などでよく確認しましょう。
通院・入院・手術以外にもペット保険で補償されますか?
通院・入院・手術の補償のほかに、ペット賠償責任特約や葬儀費用特約などがあります。
ペット賠償責任特約は、ペットが他人にケガさせたときの治療費やものを壊してしまったときの損害額を補償する特約です。特約を付帯していると、賠償責任の事項が発生した場合でも安心です。
なお、自動車保険などの損害保険に賠償責任保険をすでに付帯していて、重複した場合は、実際の損害額を上限として補償されるため、複数の保険会社から支払われるケースもありますが、基本的に複数の保険会社から重複して保険金が支払われることはありません。
葬儀費用特約は、ペットの火葬費用やお墓、仏具などの費用を補償する特約。葬儀費用の軽減が見込まれます。また、獣医相談サービスや迷子捜索サービス、健康チェックサービスなどのさまざまなサービスを提供する保険会社もあります。
ペット保険に加入したら、すぐ補償が開始されますか?
ペット保険には、待機期間(免責期間)がある保険と待機期間(免責期間)がない保険があります。待機期間(免責期間)とは、保険契約日から一定の期間は補償されない期間のこと。
たとえば、待機期間(免責期間)30日の場合、保険契約開始後の30日間の内にケガしたり、病気に罹患したりしても保険の補償対象外となるということです。また、傷病によって、異なる待機期間(免責期間)(ケガは0日、病気は30日、がんは30日などのように) が設定されている場合もあります。
待機期間(免責期間)がない保険は、保険契約開始日からすぐに補償されます。待機期間(免責期間)がない保険は、待機期間(免責期間)がある保険よりも補償期間がすぐ始まるため、保険料は高くなる可能性があります。
その他
ペット保険の割引制度にはどんなものがありますか?
保険会社によってさまざまな割引制度が設けられています。
たとえば、マイクロチップ割引、多頭割引(多頭飼い割引)、健康継続割引(無事故割引)、インターネット割引など、さまざまなものが保険会社によって用意されています。
ペット保険を知ろう
ペット保険とは?その必要性は?
ペットを飼うときに、ペット保険が必要かどうか悩む方もいらっしゃるのではないでしょうか?
ペットは、人間のような公的な医療制度がなく、診療費は全額自己負担になります。つまり、飼い主が全額負担するということです。
ペットの診療費はどのくらいかかるのでしょう?人間も同様ですが、病気によって診療費は異なり、場合によっては高額になってしまうこともあります。
まずは、ペット保険について理解していきましょう。
監修してくださったのは……
ファイナンシャルプランナー
髙杉雅紀子(たかすぎ・まきこ)
CFP®(日本FP協会認定)※、2級ファイナンシャル・プランニング技能士、住宅ローンアドバイザー。専門分野は、ライフプラン・保険見直し・住宅購入・相続事業承継、自営業者向け家計管理。
地域密着型・お客様に寄り添うFP
獣医師
大熊真穂(おおくま・まほ)
動物病院で臨床獣医師として勤務しながら、専門知識や経験を活かして各種メディアや個人サイトでライターとして情報を発信。
ドリトルけいのいぬねこ健康相談室- CFP®、CERTIFIED FINANCIAL PLANNER®、およびサーティファイド ファイナンシャル プランナー®は、米国外においては Financial Planning Standards Board Ltd.(FPSB)の登録商標で、FPSBとのライセンス契約の下に、日本国内においてはNPO法人日本FP協会が商標の使用を認めています。
ペット保険の加入状況
楽天インサイトの調査によると、犬または猫を飼っている方を対象としたペット保険の加入状況は、以下の図のように、犬は43.7%、猫は16.0%という結果が出ています。犬と猫で比較すると、犬の加入率が高く、4割以上が現在加入していると答えていますが、猫はその半数以下にとどまりました。
ペット保険の加入状況
出典:楽天インサイト株式会社「ペットに関する調査」(2022年1月)(https://insight.rakuten.co.jp/report/20220131)をもとに当社作成。
2022年1月5日(水)から1月6日(木)の2日間、楽天インサイトに登録しているモニター(約220万人)の中から、全国の20~69歳の男女1,000人を対象に、犬または猫を飼っている人(126人)におこなった調査。
ペット保険の選び方
ペット保険、どの商品を選べばよいかわからないという方も多いのではないでしょうか?ペット保険の補償は、入院や手術、通院に対する補償が一般的です。ペットの種類や年齢などによって必要となる補償が異なります。また、補償の内容や範囲、待機期間(免責期間)や保険金の請求方法など保険会社によってさまざまです。この項目では、ペット保険を決めるにあたってポイントをおさえていきましょう。
ペット保険を選ぶ際のポイント
- 補償内容・補償範囲
- 補償割合
- 補償限度額
- 特約
- 新規加入年齢や更新可能年齢の制限
- 待機期間(免責期間)
- 保険金の請求方法
- 免責金額(自己負担額)
補償内容・補償範囲
補償内容
ペット保険の補償内容は、一般的にペットが病気やケガで入院や手術、通院した場合の補償です。通院の補償は、入院や手術をともなわない通院が対象で、薬の処方などが対象になります。なお、保険会社によっては通院補償を付帯するか付帯しないか選択できます。また、商品によって、入院に特化したもの、入院・手術に特化したものなどがあります。特化することで補償範囲が限られるため、保険料をおさえることができます。
ペット保険のおもな補償内容
補償内容は保険商品や保険会社によって異なります。
なお、ペット保険の補償対象外となる疾病や事例もありますので、ご注意ください。具体的には、以下のものは多くのペット保険において補償対象外とされています。
補償対象外の例
- 既往症や先天性の病気
- 予防接種により予防できる病気
- 傷病にあたらないもの(避妊・去勢手術費用・爪切りなど)
- 予防に関する費用(ワクチン接種費用、マイクロチップ埋め込み費用など)、検査(健康診断など)
- 診療以外の費用(グルーミング費用など)
- 健康食品・医薬部外品など
補償対象外となる病気や処置は保険商品や保険会社によって異なります。
補償範囲
補償範囲は、ペット保険のプランや種類などによって異なります。一般的には、入院・手術・通院 ですが、たとえばフルカバー型や入院・手術特化型などがあり、以下の図のように、入院・手術特化型ですと通院の補償は対象外となります。
また、補償の対象外となる費用を把握しておくことも大切です。補償対象外の代表的な費用として、健康診断やワクチン費用、去勢・避妊手術、時間外診療などがあります。補償の範囲も保険会社によって異なる場合もあるので、しっかり確認してください。ペット保険の選び方は、保険料と補償内容のバランスが大切。補償を重視しすぎて保険料が高くなっている場合や保険料をおさえすぎた結果、いざというときに補償が受けられない、ということにならないように注意してください。
ペット保険の補償範囲のイメージ
補償内容は保険商品や保険会社によって異なります。
補償割合
補償割合とは、損害額に対して保険会社が保険金で補償する割合のことをいいます。ペット保険では、補償割合は50%、70%が一般的です。たとえば、10,000円の治療額に対して、補償割合が50%の場合は5,000円、70%の場合は7,000円が保険会社負担となります。残りの金額が自己負担というわけです。補償割合と保険料の関係は、下図を見てわかるように、補償割合が高ければ保険料が高くなり、補償割合を低くすると保険料は安くなります。補償割合の設定は、保険会社によって異なります。
おもな補償割合の例
補償内容は保険商品や保険会社によって異なります。
補償限度額
補償限度額とは、保険会社が補償ごとに上限として設定している金額のこと。上限は、補償ごとに補償額や入院・通院の日数、手術の回数などそれぞれ決められており、保険会社によって限度内容が異なります。
たとえば、「1日の入院金額が無制限で年30万円まで補償する」タイプ、「1日の入院金額が1万5,000円で年間日数22日補償する」タイプ、というように違いがあります。なかには、入院日数や金額が無制限というような保険会社もあります。補償限度のタイプのほかに、補償する病気も異なります。どのタイプにするかは、保険の補償する病気の範囲や保険料のバランスをみて判断しましょう。
補償ごとに補償の額・日数・回数に上限がある
| 通院補償 |
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| 入院補償 |
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| 手術補償 |
|
補償内容は保険商品や保険会社によって異なります。
特約
ペット保険の特約とは、主契約に任意または自動的に付帯される補償のことです。一般的には、特約は任意で付帯され、また主契約に付帯するものなので単独で契約することはできません。また、有料で付帯する場合と無料で付帯する場合があります。ペット保険の特約の代表はペット賠償責任特約です。
ペット賠償責任特約が補償される例
- 散歩中に他人のペットとけんかして、相手のペットにケガをさせてしまった
- 出かけた先で、他人のものに嚙みついて壊してしまった
ただし、自動車保険などに付帯している賠償責任保険に加入している場合、ペット賠償責任保険と重複してしまうことがあります。重複加入の場合、それぞれの保険会社から重複して保険金が支払われるわけではありませんので注意しましょう。
新規加入年齢や更新可能年齢の制限
ペット保険には、加入できる年齢制限があるのが一般的です。また、新規と更新では加入できる年齢が異なります。新規の場合、年齢の上限が更新の場合と比べると低い設定になっている傾向があります。たとえば、新規の場合は10歳未満、更新の場合は終身継続できるというような具合です 。さらに、保険会社によっても下限・上限の年齢は異なります。年齢制限については、ペット保険に加入する前に知っておきたい内容だと思います。新規の場合と更新の場合、それぞれの加入可能年齢について詳しく解説します。
新規加入年齢について
新規加入年齢は、年齢制限があり0歳~12歳未満が一般的です。加入年齢の下限は、「生後30日以上」「生後45日以上」というように設定されています。なお、「生後0日から」加入できる保険もありますが、多くはないでしょう。一方、加入できる上限年齢は6歳11ヵ月や11歳11ヵ月など保険によってそれぞれです。高齢になればなるほど、疾患のリスクが高くなりますから、加入しにくくなるうえに、保険料負担が重くなります。ペットの年齢と保険に加入するタイミングは、保険料を確認して検討しましょう。
更新可能年齢について
ペット保険は、1年ごとに更新し一生涯継続できるのが一般的。更新手続きは、解約の申し出がない限り、自動更新(継続)します。ただし、病気に罹患した、保険金の限度額を使い切ったといったケースなど、保険会社での審査によって、契約内容の変更を求められたり(条件つきの更新)、更新できなかったりすることもあります。なお、保険料は、年齢が上がるごとに上がっていく傾向です。加入前に、更新の条件なども確認しておくといいでしょう。
待機期間(免責期間)
保険会社によっては、待機期間(免責期間)が設定されている場合があります。待機期間(免責期間)とは、下図のように保険を契約してから補償開始までの一定期間、補償が受けられない期間のことです。
たとえば、契約が成立して30日間待機期間(免責期間)がある場合、保険契約開始後30日間の間にペットが病気を罹患してしまっても補償が受けられないということになります。保険に加入するには、ペットが健康な状態でないと加入はできません。そのため、病気の潜伏期間を踏まえて、待機期間(免責期間)が設けられているのです。
待機期間(免責期間)とは?
ケガや病気の種類、保険商品などにより待機期間は異なります。
保険金の請求方法
保険金の請求方法は、窓口精算と後日精算があります。窓口精算は、ペット保険会社が提携している動物病院で受診した場合に保険会社の「ペット保険証」(保険会社によって呼び名は異なる)を提示することで自己負担のみを支払う方法です。
窓口精算のメリットは、診断書等の書類の手続きが一般の手続きより少ないこと、治療費が高額でも自己負担が軽減できることです。デメリットは、「ペット保険証」の対応する病院で受診しなければならないことです。
一方、後日精算は、動物病院で全額治療費を払った後に保険会社に直接請求する方法です。どの動物病院でも対応できることがメリット。デメリットは、いったん全額治療費を支払う必要があること。選び方のポイントは、保険に何を求めるか。それぞれの特徴を理解して選んでください。
保険金の請求方法は2種類
免責金額(自己負担額)
免責金額(自己負担額)は、保険金の支払い事由が発生したときに被保険者が支払う金額のこと。免責金額がある場合のメリットは、自己負担額がある分保険料が安く設定されていることです。デメリットは、免責金額の設定がない保険と比べると保険金を受け取ることができる機会が少ないことです。そのため、気軽に診察に行けなくなる可能性があります。一方、免責金額の設定がない場合は、診察に気軽に行ける、保険金を受け取ることができる機会が多くなるのがメリットで、その分保険料が高くなるのがデメリットです。メリットとデメリットを勘案して、ご自身にあった方を選ぶとよいでしょう。
免責金額(自己負担額)とは?
ペットのかかりやすい病気
ペット(ここでは犬と猫でご説明します)のかかりやすい病気は大別すると、犬では外耳炎などの耳の病気、皮膚疾患、消化器疾患、猫では消化器疾患、泌尿器疾患、皮膚疾患です。
しかし、犬は種類によって大きさや体格などの外見とそれぞれの犬種の持つ特徴がかなり違う動物で、同じ犬でも小型犬と大型犬ではかかりやすい病気が異なります。
また、ライフステージによってもかかりやすい病気に違いがあり、とくに猫では慢性腎臓病などシニア期を過ぎたころにかかりやすくなる病気があります。
犬のかかりやすい病気(犬種別)
犬のかかりやすい病気を犬種別にみてみましょう。
シー・ズー
かかりやすい病気
- 皮膚疾患(脂漏症、マラセチア性皮膚炎など)
- 眼科疾患(角膜炎など)
注意点
シー・ズーは皮膚疾患が非常に多い犬種です。
とくに皮膚の脂分(皮脂)が過剰に分泌されてベタベタした脂漏症、それにともなって常在菌であるマラセチアが極端に増えて発症するマラセチア性皮膚炎などが多く見られます。
皮膚疾患は、投薬治療だけでなくシャンプー療法や食事内容を見直すなど総合的なケアが必要です。
自宅のケアでうまくいかない場合は、動物病院で治療目的の薬浴をしてもらうのも効果的です。
シー・ズーの目は大きく飛び出しているため、お散歩などで角膜を傷つけやすいうえに涙の量が極端に少なくなる乾性角結膜炎も多く見られます。
眼科疾患は放置すると視力が失われるケースもあるため、目の充血や目ヤニ、目をつぶっているなど気になる症状が見られたらすぐに動物病院を受診しましょう。
ジャック・ラッセル・テリア
かかりやすい病気
- 外傷
- タンパク喪失性腸炎
- 十字靭帯損傷・断裂
注意点
ジャック・ラッセル・テリアは、活動的な犬種らしく咬傷や爪の外傷などのケガが多い犬種です。
十字靭帯とは、膝関節の中にある靭帯で、膝関節を安定して動かせるように働いている組織です。
外傷を100%予防することは困難ですが、興奮しやすい性格の犬の場合は落ち着かせるしつけをおこなうと同時に、貸し切りのドッグランなどを上手に利用するとよいでしょう。
タンパク喪失性腸症は、さまざまな原因により消化管からたんぱく質が失われてしまう病気です。
早期発見と治療により予後が大きく異なるため、食欲があるのに体重が減ってくるなど気になる症状が見られたら早めに動物病院を受診しましょう。
チワワ
かかりやすい病気
- 循環器疾患(弁膜症)
- 気管虚脱
注意点
弁膜症は、疲れやすい、なんとなく元気がない、咳が出るなどの症状からはじまり、進行すると肺水腫(逆流した血液の影響で肺に水がたまること)になる、苦しくて横になれない、呼吸困難になるなどの重い症状になります。
弁膜症は早期発見と早期治療が大切です。
7歳を過ぎたら血液検査にプラスしてレントゲン検査や心臓の超音波検査を受けましょう。
また、ご自宅の落ち着いた状態で愛犬の心拍数や呼吸数を測って記録しておくとよいでしょう。
気管虚脱は、呼吸の際に気管がつぶれて呼吸がしづらくなり、さらに知らず知らずのうちに進行する可能性がある病気です。
肥満は、気管虚脱を悪化させる可能性があるため、太らせないように食事管理を徹底しましょう。
トイ・プードル
かかりやすい病気
- 膝蓋骨脱臼
- 骨折
- 流涙症
注意点
トイ・プードルは、活発なうえに骨が細くて華奢なので、ソファーの上や車の中などの高いところから飛び降りて前肢を骨折するケガが非常に多く見られます。
小型犬に多い膝蓋骨脱臼も多いため、四肢のダメージを防ぐためにも室内はカーペットを敷くなど滑らないように対策しましょう。
流涙症になると、目の周りが常に涙で濡れ周りの毛が変色して汚れやすくなります。
治療をすると同時に目の周りをコットンで拭くなどのお手入れをこまめにおこないましょう。
パグ
かかりやすい病気
- 軟口蓋過長症
- 肥満細胞腫
注意点
パグは、軟口蓋過長以外にも鼻や喉の周辺に問題を抱えることが多く、体温調整が苦手です。
気温が高い日だけではなく、湿度が高い日も熱中症のリスクが高くなるため注意しましょう。
肥満細胞腫は犬の皮膚腫瘍のなかでも非常に多い腫瘍です。
同じ肥満細胞腫でも手術で治る悪性度の低いものから急激に進行する悪性度の高いものがあり、パグはほかの犬種の2倍以上肥満細胞腫になりやすい犬種です。
さらに、複数の肥満細胞腫が発生することも多く、悪性度が低いものがほとんどですが、まれに悪性度が高いケースもあるため注意が必要です。
パピヨン
かかりやすい病気
- タンパク喪失性腸症
- 膀胱結石
注意点
タンパク喪失性腸症は、寄生虫感染などの感染症、腫瘍、内分泌疾患など、さまざまな原因により消化管からたんぱく質が失われてしまう病気で、下痢や嘔吐が続く、食欲があるのに体重が減ってくる、腹水が溜まるなどの症状が見られます。
目に見える症状がなくても健康診断などで発見されるケースもあるため、定期的な健康診断を受けることが早期発見につながります。
膀胱結石がある犬で命に関わるのは、尿路が閉塞した場合です。
排尿姿勢をしても尿が全く出ていない、嘔吐や元気消失、腹痛などの症状が表れた場合は命に関わる状況です。すぐに動物病院を受診しましょう。
ポメラニアン
かかりやすい病気
- 気管虚脱
- 骨折
- 脱毛
注意点
気管虚脱の症状は、軽度では咳やアヒルが鳴く声のような異常呼吸音、重度では呼吸困難になり死に至る場合もあります。
気管虚脱は、知らず知らずのうちに進行する可能性がある病気で、ポメラニアンなどの好発犬種では若いうちから発症するケースもあるため注意が必要です。
ポメラニアンは前肢の骨が非常に細く、ソファーなどから飛び降りただけで簡単に骨折することもあります。
ケガを防ぐためには、室内には滑り止めのマットや絨毯を敷く、お留守番の際はサークルに入れるなどの対策を心がけましょう。
ポメラニアンは原因不明の脱毛症が多く見られる犬種です。
「サマーカットにしたら毛が生えてこなくなった」というケースもあるので注意しましょう。
マルチーズ
かかりやすい病気
- 流涙症
- 循環器疾患(弁膜症)
注意点
流涙症の原因は、鼻涙管の閉塞、逆さまつ毛、異物、アレルギー性結膜炎、角膜の傷などが考えられます。
目の周辺が汚れやすくなるため、治療をおこなうと同時にまめに目の周りをコットンなどできれいにしましょう。
弁膜症は、左心房と左心室の間にある僧帽弁がしっかり閉じなくなることで血液が逆流してしまう病気で僧帽弁閉鎖不全症といいます。
マルチーズは遺伝的に弁膜症になりやすく、循環器疾患は早期発見と治療が重要です。
7歳を過ぎたら、血液検査だけでなくレントゲン検査や心臓の超音波検査をプラスしてチェックするとともに、ご自宅の落ち着いた状態で愛犬の心拍数や呼吸数を測って記録しておくとよいでしょう。
ミニチュア・シュナウザー
かかりやすい病気
- 高脂血症
- 尿石症
注意点
ミニチュア・シュナウザーは、遺伝的に脂質代謝が不得意で、高脂血症になりやすい犬種で知られています。
加齢にともなって高脂血症の発生頻度と重篤度が増すといわれていますが、食欲旺盛な犬種なので若くても食事内容やおやつの量には注意が必要です。
尿石症の原因は、遺伝や体質、ミネラル分が多い食事の過剰摂取、飲水量の不足、細菌感染、代謝障害などが考えられます。
また、治療しても再発する場合が多く、継続的な治療が必要です。
これらの病気の早期発見のためにも、最低でも年に一度は血液検査と尿検査をおこないましょう。
ミニチュア・ダックスフンド
かかりやすい病気
- 椎間板ヘルニア
- 歯周病
- 歯根膿瘍
注意点
ミニチュア・ダックスフンドは遺伝的・体質的に椎間板ヘルニアになりやすい犬種で、先天性の要因があるため2歳前後で発症する場合もあります。
若くても、抱き上げたときに急に鳴いて暴れる、階段などの段差の登り降りを嫌がるなどの症状が見られたら動物病院を受診しましょう。
食欲旺盛なミニチュア・ダックスフンドですが、足腰をしっかり支えるためには体重管理と適度な運動が大切です。
肥満や筋力不足にならないように注意しましょう。
また、顎が小さい割には歯が大きく密集しているため、歯石が付きやすく歯周病になりやすい犬種です。
成犬になってから急に歯のケアをしようとしても嫌がってできないケースが多いため、子犬のころからご自宅でのデンタルケアを習慣にするとよいでしょう。
ミニチュア・ピンシャー
かかりやすい病気
- 皮膚疾患(皮膚糸状菌症、脱毛)
- 膝蓋骨脱臼
注意点
ミニチュア・ピンシャーは、皮膚糸状菌の感染による皮膚炎のほかに原因不明の脱毛や遺伝性疾患の淡色被毛脱毛症が多い犬種です。
皮膚疾患は完治が難しいケースもありますが、皮膚の状態を良好に保つことである程度の改善が見込めます。
そのためには、皮膚にあったシャンプー(汚れをしっかり落として保湿ができるものなど)を使用し、食事に気を配ることが大切です。脂肪分や食品添加物が多く含まれているフードやおやつは与えないようにしましょう。
小型犬に多い膝蓋骨脱臼も多いため、室内ではカーペットを敷くなど滑らないように対策しましょう。
ヨークシャー・テリア
かかりやすい病気
- タンパク喪失性腸症
- 気管虚脱
注意点
タンパク喪失性腸症は、寄生虫感染などの感染症、腫瘍、内分泌疾患など、さまざまな原因により消化管からたんぱく質が失われてしまう病気で、下痢や嘔吐が続く、食欲があるのに体重が減ってくる、腹水が溜まるなどの症状が見られます。
目にみえる症状がなくても健康診断などで発見されるケースもあるため、定期的な健康診断を受けることが大切です。
また、愛犬を抱っこして体重を測定し、ご自身の体重をマイナスする体重測定方法で普段から愛犬の体重をチェックするとよいでしょう。
気管虚脱は、呼吸の際に気管がつぶれて呼吸がしづらくなり、さらに明らかな症状がないのに知らず知らずのうちに進行する可能性がある病気です。
咳がでていたら、様子をみることなく早めに動物病院を受診しましょう。
ウェルシュ・コーギー・ペンブローク
かかりやすい病気
- 口腔内外傷(歯折を含む)
- 椎間板ヘルニア
- 関節炎
注意点
元気いっぱいでドッグスポーツなど遊ぶことが大好きなウェルシュ・コーギー・ペンブロークは、ボーダー・コリーと同様に口腔内の外傷が多い犬種です。
体形から椎間板ヘルニアや関節炎になりやすい犬種なので、腰や関節に負担をかけないように肥満に注意しましょう。
また、「変性性脊髄症」という痛みをともなわずゆっくり進行する脊髄の病気の初期症状が、これらの病気の症状と似ているため、10歳以上の年齢で後肢のふらつきや麻痺が見られた場合は精密検査を受けることをおすすめします。
キャバリア
かかりやすい病気
- 眼科疾患(角膜ジストロフィーなど)
- 弁膜症
注意点
角膜ジストロフィーは角膜が白っぽく濁る病気で、遺伝性の関与が大きいと考えられています。
通常痛みはありませんが、目を気にしたり痛みがあったりする場合は、角膜潰瘍やぶどう膜炎などほかの目の病気の可能性があるため、すぐに動物病院を受診しましょう。
弁膜症は、左心房と左心室の間にある僧帽弁がしっかり閉じなくなることで血液が逆流してしまう病気で、僧帽弁閉鎖不全症ともいいます。
キャバリアは遺伝的に弁膜症になりやすい犬種で、12歳以上では60%以上のキャバリアが弁膜症にかかっているというデータがあります。
7歳を過ぎたら普段の健康診断にプラスして、レントゲン検査や心臓の超音波検査を受けて心疾患の早期発見に努めましょう。
また、ご自宅の落ち着いた状態で愛犬の心拍数や呼吸数を測って記録しておくとよいでしょう。
柴犬
かかりやすい病気
- 皮膚疾患(アトピー性皮膚炎、アレルギー性皮膚炎など)
- 緑内障
注意点
柴犬は、アトピー性皮膚炎やアレルギー性皮膚炎などの皮膚疾患が非常に多い犬種です。
完治が難しいケースも多く、かゆみや脱毛などで愛犬の生活の質が下がらないようにするためにも継続して治療を続けることが大切です。
皮膚の状態を良好に保つためには下毛(アンダーコート)をしっかり取り除くことや、毛の根元までしっかり乾かすことも大切で、ご自宅でのケアだけでなくサロンや動物病院などで定期的にケアをしてもらうとよいでしょう。
緑内障は、飼い主さんが気づかないうちに進行するケースも多いため、目が充血している、目ヤニが多いなどの気になる症状が見られたらなるべく早く動物病院を受診しましょう。
ビーグル
かかりやすい病気
- チェリーアイ
- 咬傷
注意点
チェリーアイとは、本来は目頭の内側にあるまぶた(第三眼瞼といいます)の裏側にある第三眼瞼腺が外に飛び出してしまい、目頭が赤くサクランボのように腫れる病気です。
チェリーアイは、若齢の場合には先天的な原因が考えられます。
放置しておくと、角膜が乾燥したり細菌感染を起こしたりして目のトラブルの原因になる可能性があるため動物病院を受診しましょう。
ビーグルは、協調性や社交性が高い半面、興奮するとケンカしてしまうケースもあります。
落ち着かせるしつけや訓練をすると同時に、しっかり運動させて一緒に遊ぶ時間を確保し、ストレスをうまく発散させてあげましょう。
フレンチ・ブルドッグ
かかりやすい病気
- 軟口蓋過長症
- 熱中症
- 皮膚疾患(アトピー性皮膚炎、膿皮症など)
注意点
短頭種のフレンチ・ブルドッグは、軟口蓋過長症以外にも鼻や喉の周辺に問題を抱えることが多く、体温調整が苦手です。
食欲旺盛な犬が多い犬種ですが、太るとさらに状況が悪化する可能性があるため、太らせないように食事管理を徹底しましょう。
また、気温が高い日だけではなく湿度が高い日も、熱中症のリスクが高くなるため注意が必要です。
皮膚疾患が多い犬種で完治が難しいケースもあるため、皮膚の状態をきれいに保つことや腸内のコンディションを整えることが大切です。
ボーダー・コリー
かかりやすい病気
- 口腔内外傷(歯折)
- 爪の外傷
- 十字靱帯断裂
注意点
活動的で学習能力の高いボーダー・コリーは、アジリティーやフリスビーなどドッグスポーツを楽しんでいる際に発生するケガや外傷が他犬種よりも多いという特徴があります。
ドッグスポーツ以外でも、蹄などの固いものを強く噛んで臼歯が縦に割れるケースもあります。
歯折した場合、歯を温存できる場合もありますが抜歯が必要になるケースもあるため、固すぎるおやつには注意が必要です。
十字靭帯とは、膝関節の中にある靭帯で、膝関節を安定して動かせるように働いている組織です。
ケガを防ぐためには、思いっきり体を動かさずとも作業意欲を満たせる遊びや訓練を少しずつ取り入れるとよいでしょう。
ゴールデン・レトリーバー
かかりやすい病気
- 耳血腫
- 腫瘍(血管肉腫など)
- 股関節形成不全
注意点
耳血腫は、耳を掻く、頭を激しく振るなどの刺激がおもな原因で耳介(耳たぶ)内にある血管が破れて皮膚と耳介軟骨の内側に血液や漿液 (しょうえき)が溜まる病気です。
耳血腫のおもな原因である外耳炎は、湿度が高く耳の中が蒸れやすい夏だけでなく、床暖房やホットカーペットを使用する冬も悪化するケースがあるので注意しましょう。
ゴールデン・レトリーバーは血管肉腫以外にも腫瘍になりやすい犬種なので、5歳を過ぎたら血液検査だけでなく、腹部超音波検査などを含めた健康診断を定期的に受けて早期発見と治療を心がけましょう。
股関節形成不全は大型犬に多く、遺伝的な要因が大きいとされています。
愛犬の歩く姿を後ろから撮影して歩き方をチェックし、おかしいと思ったら動物病院でレントゲン検査を受けましょう。
ラブラドール・レトリーバー
かかりやすい病気
- 耳血腫
- 腫瘍(肥満細胞腫など)
- 股関節形成不全
注意点
耳血腫は外耳炎が原因で発症することが多く、外耳炎は湿度が高く耳の中が蒸れやすい夏だけでなく、床暖房やホットカーペットを使用する冬も悪化するケースがあるので注意しましょう。
肥満細胞腫は、犬の皮膚腫瘍のなかでも非常に多い腫瘍です。
同じ肥満細胞腫でも手術で治る悪性度の低いものから急激に進行する悪性度の高いものがあり、早期発見のためにも日々体を触って体表にデキモノやシコリがないかどうかチェックする習慣をつけましょう。
股関節形成不全は、発育障害のひとつで初期症状は生後4ヵ月~12ヵ月齢で見られることが多く 、遺伝的な要因が大きいといわれています。愛犬の歩く姿を後ろから撮影して歩き方をチェックし、おかしいと思ったら動物病院でレントゲン検査を受けましょう。
猫のかかりやすい病気(年齢別)
猫のかかりやすい病気を年齢別にみてみましょう。
生まれたての猫
かかりやすい病気
- 低体温
- 低栄養
- 排泄困難
注意点
母猫がいない場合や生まれたての子猫を拾った場合、体温の確保が一番の優先事項です。
お湯を入れたペットボトルをタオルで包んだ簡易湯たんぽや使い捨てカイロなどで体を温め、ぐったりしている場合はすぐに動物病院を受診しましょう。
生まれたての子猫はまだへその尾が付いていて目も開いていない状態で、この時期は自力で排泄ができないため授乳以外にも排泄の介助が必要です。
2~3時間おきに猫用の粉ミルクを哺乳瓶等で授乳し、授乳前後に陰部や肛門を柔らかいコットンでトントンと軽く刺激して排泄させます。
排泄がしっかりできて、一日で10g前後ずつ体重が増えていれば一安心です。
子猫(0歳)
かかりやすい病気
- 消化器疾患(下痢・嘔吐など)
- 外耳炎
注意点
生後3ヵ月前後を境に、生活環境が変化するこの時期は、下痢や嘔吐などの消化器疾患が非常に多くなります。
下痢や嘔吐の原因はさまざまですが、生後4ヵ月前後の子猫の時期は、寄生虫感染、食事内容の変化や環境の変化によって発症するケースが多く見られます。
また、多くの子猫に接する機会が多いこの時期には、ミミヒゼンダニというダニの感染による外耳炎が多く見られます。
子猫をお迎えして初めて動物病院を受診する際には、便を持っていって検便をしてもらうとよいでしょう。
成猫(1~9歳)
かかりやすい病気
- 猫下部尿路疾患
- 皮膚疾患
- 肥大型心筋症
注意点
猫は下部尿路(膀胱と尿道)に問題が発生することが非常に多く、とくに膀胱から尿道に至る尿路の間に結晶・結石ができて炎症が起こる尿石症は命に関わるケースが多く注意が必要です。
とくにシステムトイレを使用している場合は、愛猫が毎日排尿しているかどうかの確認を怠らないようにしましょう。
猫の皮膚疾患の原因はさまざまですが、ノミアレルギー性皮膚炎や蚊に刺されて発症する皮膚炎は、ある程度対策することで予防ができます。
猫でもっとも多く見られる心疾患は肥大型心筋症です。5~7歳での発症が多く、原因は遺伝性によるものだと考えられています。
動物病院が苦手な猫も多いとは思いますが、健康診断等で定期的に動物病院を受診することが早期発見につながります。
老猫(10歳~)
かかりやすい病気
- 慢性腎臓病
- 関節症
- 腫瘍(リンパ腫など)
注意点
慢性腎臓病は、腎臓の細胞が徐々に壊れて残った腎臓の正常な細胞も徐々に壊れていくという進行性の病気です。
完治は見込めないものの、内服薬や食事療法、点滴治療などで愛猫の生活の質をできるだけ良い状態で維持していくことが大切です。
関節症とは、骨と骨の間にある軟骨がすり減って関節が変形することで痛みを生じる病気です。関節症のおもな原因は、加齢と肥満です。
愛猫が痛みでつらい思いをするのを避けるためにも、肥満にならないように体重管理を徹底しましょう。
猫に多い腫瘍は、リンパ腫、扁平上皮がん、乳腺腫瘍の3つです。
加齢にともなって腫瘍ができる可能性が高くなるため、食欲不振や嘔吐、下痢、咳が続く、鼻血が出るなどいつもと異なる症状が見られたらすぐに動物病院を受診しましょう。
実際の治療費の例
トラブル防止のための注意点
ペット保険に加入後、トラブルが生じることがあります。たとえば、期待していた補償を受けることができなかった、費用が全額補償されなかった、保険金の請求を忘れてしまったなどのようなトラブルです。トラブルになる理由は、ペットの病気やケガの範囲が広いことや保険会社や保険商品によって対象となる治療が異なることもあるからでしょう。加入前に確認しておくことが重要です。よくあるトラブルの事例を解説していきます。
ペット保険のよくあるトラブル
例1
病気やケガが補償対象外となり、期待していた補償を受けることができなかった。
ペット保険の補償対象は、入院や手術ですが、それら全てが対象ということではありません。保険によっては、対象とならない治療があるのです。そのことを把握せずに治療を受けたときに起こりうるトラブルでしょう。また、保険に加入する前から罹患している病気や予防接種によって予防できる病気などが対象にならないケースがあります。保険会社によって、補償内容が異なりますので加入前にしっかり把握しておきましょう。
例2
通院や入院などでかかった費用が全額補償されなかった。
補償割合や免責金額、支払い限度額が設けられている場合があります。そのため、保険によっては通院や入院などでかかった費用が全額補償されない場合があります。たとえば、治療費30,000円で70%の補償割合の保険の場合、受け取る保険金は21,000円です。補償割合が100%の場合、治療費10,000円で、免責金額が2,000円に設定されていれば、保険金は8,000円となります。このような場合には、全額補償されないことを理解しておくといいですね。
例3
保険金の請求を忘れてしまった。
保険金の請求方法は、窓口精算と後日精算のふたつの方法があります。後日精算は、後日保険会社に郵送かウェブで請求しなければなりません。日常忙しいと、保険金の請求を忘れてしまうこともあるでしょう。保険金の請求は、診療日から30日以内を原則にしている保険会社が一般的。 請求を忘れないためには特徴を理解したうえで、窓口精算にすることを検討しましょう。なお、保険金の請求権の時効は3年以内です。 保険会社によっては時効後も対応可能な場合もあるようですので、期限が過ぎても、まずは保険会社に問い合わせしてみてください。
例4
病気や年齢などにより加入できなかった。
一般的には、ペット保険の加入条件は年齢や病歴などによって決められています。加入する際は「告知」が必要になり、既往歴や治療中の傷病を申告します。その「告知」の結果に基づき、保険会社は引き受けるかどうかの判断をおこないますが、この審査基準は保険会社により異なります。また初めて加入する場合は11歳11ヵ月や7歳11ヵ月までというように年齢制限が設定されていますが、この基準も保険会社により異なります。
以上のように保険会社によって、年齢上限や審査が通らない病気の基準が異なります。
例5
待機期間(免責期間)中・告知義務違反により補償されなかった。
補償されなかったというトラブルの原因として、おもにふたつの原因が考えられます。ひとつ目は、待機期間(免責時間)中。ふたつ目は、告知義務違反です。待機期間(免責期間)とは、保険を契約しても一定期間内は補償の対象にならないこと。たとえば、待機期間(免責期間)内にペットが病気に罹患した場合、保険金などが支払われないのです。一方、待機期間(免責期間)がない保険もありますが、待機期間(免責期間)のある保険の方が保険料をおさえることができます。そして、告知義務違反は、「意図的に既往歴を言わなかった」という例のほかに「うっかりペットの既往歴を忘れて、告知しなかった」場合も当てはまります。
例6
病歴などの理由で更新(継続)ができなかった。
ペット保険は1年ごとに更新の手続きをするのが一般的 。内容に変更のない場合は自動更新されますが、継続できない場合もあります。継続できない理由の例として、保険期間中に病気に罹患したため審査に通らなかった、保険金の上限まで使い切ったなどがあげられます。とくに、慢性疾患や保険期間中に保険金請求した疾病で再発のリスクがある場合は、審査に通らない可能性が高いです。なお、保険会社によっても審査基準が異なります。
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