ゴルフ保険はプレー当日だけ加入できるの?補償内容などを解説
最近ゴルフを始めたばかりの方のなかには「プレー頻度があまりないのに1年単位のゴルフ保険に入るのは保険料がもったいないのでは」と感じるもいるでしょう。また、急にゴルフに誘われた場合に「保険に加入していないけれど大丈夫かな」「当日だけでも保険に加入できないだろうか?」など、ゴルフ保険に関して迷うことがあるのではないでしょうか。
この記事では、プレー当日だけけ加入できるゴルフ保険の補償内容や加入方法を解説します。詳しく知りたい方はぜひ参考にしてください。
プレー当日だけ加入できるゴルフ保険(1日ゴルフ保険)とは?
ゴルフ保険は、ゴルフ中のご自身のケガやゴルフ用品の損害、他人に対する賠償責任、ホールインワン・アルバトロス達成時の費用などを補償する保険のことです。
たとえば、ゴルフ保険に加入していると、ゴルフボールが人にあたってケガをさせる事故や、ゴルフ場、ゴルフ練習場、自宅などでのゴルフ練習における事故などがありますが、これらの事故も補償される場合があります。また、旅行保険と同じようにゴルフのプレーをするために自宅を出発してから帰宅までの間に起きた事故によるケガなどを補償する場合もあり、ゴルフ保険に入っていると安心してゴルフを楽しめます。
ゴルフ保険には年単位で契約するタイプのほかに、プレー当日だけ加入できる1日ゴルフ保険があります。保険期間はゴルフ保険によってさまざまなため、いつから補償が始まり、いつ補償が終わるのかをよく確認するようにしましょう。
1日ゴルフ保険の補償は、保険の加入手続きを完了した時刻より開始されるものもあります。その場合、ギリギリの申込みでも問題ありませんが、遅くともプレー開始まで、可能であれば家を出る前に加入手続きを済ませておきましょう。
また、1日ゴルフ保険のほとんどは、パソコンやスマートフォンを利用してインターネットから簡単に手続きができるほか、コンビニエンスストアなどでも手軽に加入できます。保険料は商品やプランによって異なりますが、1日あたり数百円程度であるゴルフ保険が多く、手頃な保険料で加入できます。
なお、年単位で契約するゴルフ保険の場合、一般的に補償は始期日の午後4時(または加入申込み時に指定した時刻)から始まります。プレー当日の申込みでは間に合わない商品もあるため注意しましょう。
プレー当日だけ加入できるゴルフ保険(1日ゴルフ保険)の補償内容
前述のとおり、一般的なゴルフ保険の補償内容は、おもに傷害補償(ケガなどの補償)や賠償責任補償、携行品(ゴルフ用品)の補償、ホールインワン・アルバトロス補償などです。プレー当日だけ加入できるゴルフ保険(1日ゴルフ保険)の補償内容についても、年単位で契約する通常のゴルフ保険と比べて大きな違いはなく、具体的には以下のとおりです。
【1日ゴルフ保険のおもな補償内容】
- ご自身のケガの補償(傷害補償)
- 賠償責任の補償
- ゴルフ用品の損害の補償
- ホールインワン・アルバトロス費⽤の補償
- ゴルフ用品以外の携行品損害補償
実際の補償内容は、商品やプランによって異なります。また、被保険者の故意による損害賠償責任や、契約者、被保険者、保険金受取人の故意または重大な過失によるケガなどは補償されません。
ゴルフ保険(1日ゴルフ保険)にプレー当日のみ加入する方法
プレー当日に1日ゴルフ保険へ加入する方法には、大きく分けて2つあります。
【プレー当日にゴルフ保険へ加入する方法】
- ① インターネットから加入する方法
- ② コンビニエンスストアで加入する方法
それぞれの加入方法について、詳しくみていきましょう。
① インターネットから加入する方法
インターネットからの加入方法は次のとおりです。パソコンやスマートフォンなどを利用して加入できますが、専用アプリからの加入や、二次元コードを読み取って申込みをするなどが一般的です。
【インターネットからの加入方法】
- 1.専用アプリのホーム画面のアイコンを選択する、または空メールを送信する
- 2.加入サイトにアクセスする
- 3.画面に表示される必要事項(補償期間や告知義務など)を確認する
- 4.画面にしたがって支払い・契約する
インターネットから加入するメリットは、24時間365日加入でき、さらに支払いまでをネット上で完結できることです。忙しくても隙間時間に申込みができます。
また、普段利用している通信事業者(グループ会社である損害保険会社)が提供しているゴルフ保険に加入する場合、個人情報の入力が不要になったり、通信料金と合算払いができたりするメリットもあります。
ただし、通信事業者提供のゴルフ保険に加入する場合、一般的には業者ごとに条件があり、また携帯電話契約者向けのゴルフ保険であることに注意しましょう。なお、電気通信事業者が提供しているゴルフ保険の加入方法はネットから加入する方法と同じです。
② コンビニエンスストアで加入する方法
コンビニエンスストアでの加入方法は、「店内のマルチコピー機や専用の機械で印字したレシートをレジで提示して支払う方法」と、「インターネットで申込み後にご自身のメールアドレスに届いたバーコードをレジで提示して支払う方法」の2パターンです。
それぞれの加入方法は次のとおりです。
【コンビニエンスストアに設置のマルチコピー機や専用の機械から加入する】
- 1.コンビニエンスストア内のマルチコピー機や専用の機械で必要事項を入力する
- 2.機械から印刷されるレシートをレジへ持っていく(バーコード印字)
- 3.レジで支払う
【インターネットで申込みをし、レジで支払って加入する】
- 1.インターネットネットで必要事項を入力する
- 2.登録したメールアドレスにバーコードが届く
- 3.コンビニエンスストアのレジでバーコードを提示し支払う
なお、コンビニエンスストアで加入できる保険は限られているため、加入前に確認するようにしましょう。
1日ゴルフ保険への加入がおすすめの人
年単位で契約するゴルフ保険と1日ゴルフ保険のどちらに加入すれば良いのか、迷う方もいるかもしれません。どちらに加入してもゴルフ中のリスクには同じように備えられますが、ゴルフに行く機会があまり多くない方は1日ゴルフ保険への加入を検討するとよいでしょう。
1日から申込めるゴルフ保険は、保険期間が1年間のゴルフ保険と比べると1日あたりの保険料は高くなりますが、ゴルフのラウンド数が年に数回の場合は1日ゴルフ保険に加入するほうが保険料をおさえることができる可能性があります。接待や友人に誘われたときしか行かない方、休みがなくてあまり行けない方などは、1日ゴルフ保険を検討してみてはいかがでしょうか。
例として、1日あたりの保険料が200円の1日ゴルフ保険と、年間保険料が3,850円のゴルフ保険で保険料を比較してみましょう。年単位のゴルフ保険の1ヵ月あたりの保険料は、3,850円を12ヵ月で割って約320円です。毎月1回プレーする場合には、1日ゴルフ保険の方が毎月約120円安く、年間では1,450円の差がつきます。
ただし、実際の補償内容や保険料は商品やプランによって異なります。希望する補償内容などによっては、プレーが月1回程度の方でも、年単位で契約するゴルフ保険の方が適している場合もあるため、しっかり比較して選ぶことが大切です。
ゴルフ保険(1日ゴルフ保険)に加入する際の注意点
ゴルフ保険(1日ゴルフ保険)をプレー当日のみ加入する際には、以下の点に注意をしましょう。具体的に3つご紹介します。
【1日ゴルフ保険に加入する際の注意点】
- ① 補償開始・終了時間を確認する
- ② 補償内容が重複していないか
- ③ 商品によっては補償内容が限られていることもある
それぞれについて、詳しくみていきましょう。
① 補償開始・終了時間を確認する
ゴルフ保険では、保険期間の開始前および終了後に生じた事故による損害は補償されません。たとえば、「保険期間終了後にゴルフ用品の盗難にあった」「保険期間前に出発で事故にあった」などの場合は補償の対象外です。そのため、補償が初日の何時から始まり、何時に終了するのかを確認する必要があります。
1日ゴルフ保険の補償開始・終了時間は、保険会社・商品によって異なりますが、一般的には加入手続き完了後から補償が始まり、翌日の午後12時(翌日の24時)または指定した日の午後12時までなどに補償が終了します。
遅くともプレー開始日までに必ず加入手続きを済ませ、プレーが終了するまで補償が続くように保険期間を設定しましょう。
② 補償内容が重複していないか
ホールインワン・アルバトロス費用の補償を除くゴルフ保険の傷害補償や賠償責任補償は、一般の保険の補償内容と重なることがあるため注意しましょう。たとえば、加入している自動車保険や火災保険、傷害保険の補償とゴルフ保険の補償内容が重複することがあります。
また、クレジットカードのサービスの一部として、ゴルフ保険が付帯されていることもあります。所持しているクレジットカードにゴルフ保険が付帯されているのに、補償内容が同様のゴルフ保険に契約してしまうと、補償が重複することとなります。補償が重複している場合、どちらか一方の保険からしか保険金が支払われない場合もあり、保険料を余分に支払っていることとなってしまいます。
保険の重複がないかどうか、事前に確認しておきましょう。
③ 商品によっては補償内容が限られていることもある
選択した商品やプランによっては、ご自身の希望する補償がない可能性もあります。
たとえば、「ホールインワンやアルバトロスの補償がない」「ゴルフ用品保険金や示談交渉サービスがついていない」など、ゴルフ保険といっても、選択する商品やプランによって補償内容は異なります。
「アルバトロスを達成したが、いざ保険を使おうとしたら補償内容に含まれていなかった」などのようなことにならないように、ご自身が必要な補償が含まれているかどうかは加入前によく確認しておきましょう。補償内容に含まれていない事故などで損害が発生しても、補償は受けられません。
ゴルフ保険選びには比較サイトの活用がおすすめ
ゴルフのプレー中はどれだけ注意していても、ケガや事故に遭遇する可能性はゼロではありません。そのため、プレー頻度が高くないという方でも1日ゴルフ保険などへの加入をおすすめします。ただし、商品によって補償内容や保険料に違いがあるため、加入の際は複数の商品を比較・検討しましょう。
ご自身が希望する保険料や補償内容のゴルフ保険を探すときには、保険の比較サイトが便利です。比較サイトでは、保険期間が「1日」のゴルフ保険をはじめ、「2日」「3日」「4日」「1年間」など、ご自身に必要な期間でゴルフ保険を探すことができます。また、希望の補償内容、保険料などについて複数のゴルフ保険を一覧で比べることができるので、最適なゴルフ保険を効率的に選ぶことができるでしょう。ぜひご活用ください。
まとめ
1日ゴルフ保険はプレー当日のみでも加入できるため、普段あまりゴルフをしない方も手頃な保険料で必要な補償を確保しやすいでしょう。インターネットから加入できるほかにも、コンビニエンスストアなどからでも簡単な手続きで加入できるため、急にゴルフに誘われても安心です。
なお、ゴルフ保険に加入する際は、商品やプランによって補償内容や保険料が異なるほか、別の保険との補償内容の重複などに注意が必要です。ご自身が加入している自動車保険や火災保険などと重複する補償がないか確認すると良いでしょう。そのうえで、当日に加入できる複数の商品やプランを比較して、ご自身に最適な1日ゴルフ保険を選びましょう。
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監修者情報
ファイナンシャルプランナー竹国弘城
RAPPORT Consulting Office (ラポール・コンサルティング・オフィス)代表。名古屋大学工学部機械・航空工学科卒業。証券会社、生損保代理店での勤務を経て、ファイナンシャルプランナーとして独立。お金に関する相談や記事の執筆・監修を通じ、自身のお金の問題について自ら考え、行動できるようになってもらうための活動を行う。ミニマリストでもあり、ミニマリズムとマネープランニングを融合したシンプルで豊かな暮らしを提案している。趣味はサウナ(サウナ・スパプロフェッショナル)。
- 資格情報
- 1級ファイナンシャルプランニング技能士、日本FP協会会員(CFP®)
※CFP®、CERTIFIED FINANCIAL PLANNER®、およびサーティファイド ファイナンシャル プランナー®は、米国外においてはFinancial Planning Standards Board Ltd.(FPSB)の登録商標で、FPSBとのライセンス契約の下に、日本国内においてはNPO法人日本FP協会が商標の使用を認めています。
- ※このページの内容は、一般的な情報を掲載したものであり、個別の保険商品の補償/保障内容とは関係がありません。ご契約中の保険商品の補償/保障内容につきましては、ご契約中の保険会社にお問い合わせください。
- ※税制上・社会保険制度の取扱いは、このページの掲載開始日時点の税制・社会保険制度にもとづくもので、全ての情報を網羅するものではありません。将来的に税制の変更により計算方法・税率などが、また、社会保険制度が変わる場合もありますのでご注意ください。なお、個別の税務取扱いについては所轄の税務署または税理士などに、社会保険制度の個別の取扱いについては年金事務所または社会保険労務士などにご確認のうえ、ご自身の責任においてご判断ください。
(掲載開始日:2024年11月13日)
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