医療保険の基本的な保障内容入院の保障について
入院給付金は「1日につきいくら」という契約で決めた日額が入院した日数分支払われるものです。中には入院時に一括して契約した金額を受け取る医療保険や医療費の自己負担分を保障する医療保険もあります。
給付金の支払いには「何日目から支払われるか」「1入院につき最大何日まで支払われるか(1入院限度日数)」「保険期間を通して最大何日まで支払われるか(通算限度日数)」があります。これらは保険会社や保険商品によって異なり、それによって保険料も異なります。
【何日目から支払われるか】日帰り入院あるいは1泊2日以上入院すると1日目から支払われるタイプのものが主流です。ただし、以前の医療保険や特約でセットされている医療保険には、8日以上入院した場合に1日目から支払われるものや、5日以上入院すると5日目から支払われるものがあります。
短期の入院でも支払われるものが主流である中、最近では61日目から支払われる医療保険も出ています。短い入院は自分の預貯金でまかない、長期の入院は医療保険でカバーするというニーズに合わせることができるようになっています。
【1入院限度日数】医療保険では、退院後同じ病気やケガを原因として再び入院した場合も含む連続した入院のことを1入院と言います。1入院限度日数とはその保険で支払われる1入院の限度日数のことです。退院日の翌日(災害入院の場合は「事故の日」)からその日を含めて180日以内に次の入院を開始した場合に1入院と決められているのが一般的です。
1入院限度日数は、30日・60日・120日・360日・730日などがあり、日数が長いほど保険料は高くなります。
- 1入院日数の数え方
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通算限度日数とは、保険期間内で入院給付金を受けたすべての日数を合計したものです。病気とケガそれぞれで通算限度日数が設けられているタイプと両方合わせて通算限度日数が決められているタイプがあります。通算限度日数は700日・730日・1,000日などがあります。
- 通算日数の数え方
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