がん保険はどんな保険?がん診断給付金の保障内容をチェックしよう
がん保険の中で、最も特徴的な保障内容は「がん診断給付金」です。最近では多くのがん保険の基本的な保障となっています。がんと診断された時に給付されるもので、治療費に充てることも、療養の間の生活費の補てんにすることもできます。治療に向けての準備金的な役割と言えます。
商品により給付内容が異なり、大きな違いは給付金を受け取ることができる回数です。1回しか受け取れない商品、複数回受け取ることができる商品があります。複数回受け取れるものは「2年に1回」という場合がほとんどです。また、治療目的のために入院することが診断給付金の給付条件になっている商品がありますので、給付の条件をしっかりチェックしましょう。なお、がん診断給付金を特約として付帯する商品もあります。
- 表:保険会社による診断給付金の違い(例)
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支払い回数 内容・条件 A社 1回のみ がん、上皮内がんの区別なく1回の給付で終了。 B社 1回のみ がん(悪性新生物)と初期のがんである上皮内がんでそれぞれ1回ずつの給付で終了。上皮内がんの場合は給付金額が、がんの場合の10分の1。 C社 2年に1回 受け取り回数は2年に1回。がんと上皮内がんを区別していない。1回目はがんと診断確定された場合、2回目以降はがんの治療のために入院または通院した場合。 D社 2年に1回 受け取り回数は2年に1回。上皮内がんの場合の給付金額は、がんの場合の2分の1。 2回目以降はがんの場合には治療のための入院が要件。上皮内がんの場合は診断確定されたとき。
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