医療保険の特約の保障内容先進医療特約について
先進医療とは、健康保険の対象とならない高度な医療技術を用いた治療の中から、保険導入の検討段階にあるものを厚生労働大臣が承認したものです。
平成23年8月1日現在で92種類(先進医療技術として規定されている33種類を除く)の先進医療があります。一般の治療に比べて費用が高く健康保険の適用がないので全額自己負担です。先進医療はどこでも受けられるわけでなく、厚生労働省の基準を満たした医療機関に限られます。
- 先進医療にかかる平均入院日数と自己負担額 厚生労働省「先進医療専門家会議(第45回資料)」
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技術名 年間実施人数 平均入院期間 1人当たり金額 胎児心超音波検査 966人 4.7日 10,707円 悪性腫瘍に対する陽子線治療 21人 22.9日 2,759,378円 重粒子線治療 779人 24.1日 3,023,297円 多焦点眼内レンズを用いた水晶体再建術 696人 0.7日 504,859円 膀胱水圧拡張術 362人 5.9日 53,901円 インプラント義歯 339人 3.7日 584,726円 HDRA法又はCD-DST法による抗悪性腫瘍感受性試験 335人 27.3日 67,396円 歯周外科治療におけるバイオ・リジェネレーション法 160人 – 61,703円 高周波切除器を用いた子宮腺筋症核出術 134人 11.8日 312,324円 肝切除手術における画像支援ナビゲーション 125人 14.2日 45,721円
先進医療をカバーする特約に先進医療特約があり、医療保険やがん保険にセットできるようになっている保険会社が増えてきました。保険料は100円程度のところが多く、手軽な保険料であるため加入しやすくなっています。
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