マイクロチップ - ペット保険の用語集:保険の比較

ペットに使用されるマイクロチップとは、識別番号が登録されたごく小さなICチップをいいます。このマイクロチップをペットに埋め込むことは、欧米で先行して広まっています。その主な目的は、マイクロチップを埋め込むことで個体の識別を可能にしようというものです。マイクロチップの個体識別番号から、あらかじめ登録した飼い主およびペット（犬や猫）の情報を環境省や民間登録団体のデータベースで確認することができます。そのため、マイクロチップによって、ペットが迷子になった際や災害で離ればなれになった際、より見つかりやすくなる可能性があります。ペットが迷子になったときなどのチップの識別番号の読み取りは、動物病院または動物愛護管理センター・保健所等で行われます。
日本では2022年（令和4）年6月からペットショップ等で販売される犬や猫についてマイクロチップの装着が義務化されたばかりです。普及途上にあると言えるマイクロチップですが、こうした制度が活用され、広まっていくことが期待されています。なお、知人や動物保護団体などから犬や猫を譲り受けた場合には、マイクロチップの装着は努力義務となっています。また、すでにマイクロチップが装着された犬や猫を譲り受けた場合には飼い主の変更登録が必要です。
ちなみに、一部のペット保険では、マイクロチップを装着したペットを対象にして保険を契約する場合、一定の割引が適用されます。割引率は保険料の支払い方法やプランなどで変わりますが、率にすれば数％ほどとなり決して大きいとはいえません。ただ、ペットを見つけやすくなるという点には、金銭ではかれない価値がありそうです。
なお、マイクロチップの実際の装着については、動物病院で相談をしてから行いましょう。

出典：

環境省自然環境局　総務課　動物愛護管理室　所有者不明の犬猫の返還図
（https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/pickup/chip/chip.pdf）

環境省自然環境局　総務課　動物愛護管理室　犬と猫のマイクロチップ情報登録について
（https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/pickup/chip.html）

環境省自然環境局　総務課　動物愛護管理室　犬と猫のマイクロチップ情報登録について６　ブリーダーやペットショップからではなく、知人や動物保護団体などから犬や猫を譲り受けました。この犬や猫に、マイクロチップを装着しなければなりませんか。
（https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/pickup/chip_qa.html#Q6）

環境省自然環境局　総務課　動物愛護管理室　犬と猫のマイクロチップ情報登録について１１　マイクロチップが装着された犬や猫を譲り受けた場合には、何か手続が必要ですか。
（https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/pickup/chip_qa.html#Q11）

2212840(1)-2312

関連ページ

• 保険料の割引いろいろ、上手に活用を！