生命保険、こんなことも知っておこう保険料払込免除特約
最終更新日:2022年11月22日
<保険料払込免除特約とは>
保険料払込免除特約は、保険会社が定めた所定の要件を満たすと、それ以降の保険料の払込みが免除される特約です。要件を満たして保険料の払込みが無くなっても、契約(保障)は継続します。
一般的に生命保険の主契約では、不慮の事故で事故日から180日以内に片目の失明、両耳の聴力を失うなどの身体障害状態になると保険料の払込みが免除になる仕組みがあることが少なくありませんが、保険料払込免除特約を付加することで、免除になる条件を増やすことができます。
保険会社や商品にもよりますが、例えば、「三大疾病保険料払込免除特約」であれば、三大疾病(がん・急性心筋梗塞・脳卒中)により所定の要件を満たした場合にその後の保険料が免除されます。また、これらに加えて、所定の障害状態や介護が必要な所定の状態などの場合に保険料が免除になる商品もあります。さらに、商品によっては、高血圧性疾患や糖尿病などの重い慢性疾患を加えた八大生活習慣病や、心臓や肺の移植手術を受けた場合に保険料が免除になる特約が用意されています。
ちなみに、主契約の保険料の払込みが免除になれば、付加している特約(定期保険特約、医療保険特約など)の保険料も免除になります。
- 保険料払込免除になる主な例
<保険料払込免除特約は付けた方がよいのか?>
保険料払込免除特約は、例えばがんなどで治療が長引いて仕事を休み、収入が減ってしまった時や、事故に遭って障害が残り介護が必要になった時でも、保険料負担の心配をせずに保障を継続できるので安心です。会社員の場合は、病気などで働けない間の収入の一部を通算して1年6ヶ月のあいだ補える「傷病手当金」制度が加入する健康保険にありますが、自営業者などが加入する国民健康保険にはありません。個人事業主など、治療や療養による休業がダイレクトに収入に影響する人には、この特約は安心と言えるでしょう。また、病気やけがで治療中でも、契約(保障)を継続するためには治療費を支払いながら保険料も支払い続ける必要があります。貯蓄が少なくもしものときの保険料の支払いに不安がある人も特約の付加を検討してみるとよいでしょう。
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