生命保険、こんなことも知っておこう保険料払込免除特約
<保険料払込免除特約とは>
保険料払込免除特約は、保険会社が定めた所定の状態になると、それ以降の保険料の払込みが免除される特約です。保険料の払込みは無くなっても、契約(保障)は継続します。
一般的に生命保険の主契約は、不慮の事故で事故日から180日以内に片目の失明、両耳の聴力を失うなどの身体障害状態になると保険料の払込みが免除になる仕組みになっていますが、保険料払込免除特約を付けることで、免除になる状態の範囲が広がります。
例えば、三大疾病(がん・急性心筋梗塞・脳卒中)、所定の障害状態・介護状態などの場合に保険料が免除になり、保険会社によっては高血圧症や糖尿病などの重い慢性疾患を加えた八大疾病や、心臓や肺の移植手術を受けた場合にも保険料が免除になる場合があります。
ちなみに、主契約の保険料の払込みが免除になると付加している特約(定期保険特約、医療保険特約など)の保険料も免除になります。
- 保険料払込免除になる主な例
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<保険料払込免除特約は付けた方がよいのか?>
保険料払込免除特約は、例えばがんなどで治療が長引いて仕事を休み、収入が減ってしまった時や、事故に遭って障害が残り介護が必要になった時でも、保険料負担の心配をせずに保障を継続できるので安心です。会社員の場合は傷病手当金という病気で働けない間の収入を補う制度がありますが、自営業者などが入る国民健康保険にはありません。個人事業主など、治療や療養による休業がダイレクトに収入に影響する人には安心でしょう。また、病気やけがで治療中でも、契約(保障)を継続するためには治療費を払いながら保険料も払い続ける必要がありますから、貯蓄が少なく保険料の支払いに不安がある人にとっても役立つと言えるでしょう。
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